ミャンマーとの国境を越えてバングラデシュのテクナフで難民キャンプを目指して歩くロヒンギャ難民(2017年9月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州の沿岸部で、隣国バングラデシュに逃れようと同州内陸部の村々から避難し集まったイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の数が今週だけで2000人を上回った。国営メディアが30日、報じた。

 ミャンマー軍による弾圧と民族・宗教間対立の暴力を逃れラカイン州から避難したロヒンギャ難民の数はこの約1か月ですでに50万人以上に達している。国連(UN)はロヒンギャをめぐるこうした状況を「民族浄化」が進行しているように思われると非難している。

 英字紙「ミャンマーの新しい灯(Global New Light of Myanmar)」は、今週、沿岸部に集まったロヒンギャたちについて、「9月26日以降、多くが避難し人がほとんどいなくなった地域にとどまるのは不安だとして居住地を離れてきた人々で、彼らの親族の多くはすでにバングラデシュに向かっている」と報じている。

 沿岸部に集まった人々がそこからバングラデシュに向かうのか、また向かうとすればどのような手段を使うのかは明らかではない。バングラデシュではロヒンギャ難民が前例のない規模で大量流入しているために別の人道的危機が発生し、支援団体などは食料や医療など膨大なニーズに応えるために必死の努力を続けている。
【翻訳編集】AFPBB News