子どもが成長するにつれ、子ども部屋をどうするか悩みどころですよね。

学校に行くようになれば、教材も増えるし、兄弟で1つの部屋を使うとするとどう区切ればいいか、という悩みも。

今回は「日刊Sumai」で人気の高かった、「子ども部屋いる・いらない問題」を真剣に考えた記事を3本紹介します。

■70%の親は、小学生から子ども部屋が必要と考えている!?

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どうして必要?本当に必要?「子ども部屋」が子どもに与える影響とは

マイナビニュースが4年前にファミリー世代を対象に行ったアンケートでは、81.2%の親が「子ども部屋は必要」と答えています。

一方「東京ガス都市生活研究所」が自分の部屋を持っている小学生から高校生までの子どもたちに行った調査では、

小学生では約70%、中学生でも約40%の子どもが、実際に勉強している場所としてリビングダイニングをあげています。

また「どこの部屋がくつろぐか?」というアンケートでは、子どもの約60〜90%がリビングダイニングと答えています。

同じく「東京ガス都市生活研究所」の調べでは、自分の部屋があって良かったことの問いに対して、

「一人になれる場所がある」「親に見られずに好きなことができる」と答えています。

こうした調査結果から見えてきたのは「大学受験期を除く大半の子どもたちは、自分の部屋でなく、リビングダイニングでくつろぎ、勉強している」ということです。

“勉強部屋”としての子ども部屋は、学齢が低いうちは必ずしも必要ではないよう。

しかし、一人になれる場所、寝室として子ども部屋は重要な意味を持っており、

また学齢の高い子どもたちには、集中して勉強する場所として必要なようです。

■自立のための練習期間として子ども部屋は必要!

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「子ども部屋」はいる?いらない?育児中の整理収納アドバイザーの答えは…「いる」!

リビングやダイニングでの学習がすっかり定番となりつつある今、毎年巻き起こるのが“子ども部屋はいるのか? いらないのか?”論争。

デメリットとしては、
1:乳幼児期は空き室か物置部屋と化してしまうおそれがある
2:片づけや準備を見届けられない

メリットとしては
1:くつろぐ場所のスッキリを保てる
2:自分で考える力が身につく

などがあげられます。

子ども部屋は、学校教材の片付けや翌日の準備をするとき、近くに頼る存在がいないと、おのずと自分で考えるようになります。

親も子も時間割など一緒に確認しながら準備するのは楽ですが、子どもがいつまでたっても親に確認作業を頼ってしまう恐れがあるので、

3児を育児中の整理収納アドバイザーでもあるサチさんは、自立のための練習期間として子ども部屋は必要、という結論に達したそうです。

■筑波大学医学科に現役合格した女の子にヒアリング。主に勉強する場所は「ダイニング」だった!

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良い子ども部屋って?実例に学ぶ「自立した頭の良い子」が育つ部屋とは

子ども部屋アドバイザーでもあるしかまのりこさんがヒアリングしたMさんは、筑波大学医学科に現役合格した、女医さんの卵。

「子どもの頃から、家族のいるダイニングで勉強するのが好き」だったそうです。

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ですが、Mさんにとって、子ども部屋には重要な意味があったそうです。

「妹と一緒の部屋だったので、毎日、学校のことや勉強のことなど話していました。また忙しい一日の終わりに、安心して就寝できる大切な場所でした」

国立医学部生と聞くと、部屋に一人こもって勉強をしているというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、

東大生の半数近くが、子どもの頃リビングで勉強していたというデータもありますから、

Mさんのように、家族を近くに感じながらダイニングで勉強をする子は珍しくないようです。

しかし、勉強はリビングでも、子ども部屋は「大切な物を置く場所」「1日の終りに安心して眠れる場所」という大切な空間とのこと。

個室でなく姉妹で一緒に使っているということも、協調性や分かち合うこころの成長を助けてくれたのかもしれません。