16位の甲府は残留圏への浮上こそならなかったものの、大きな勝点3を得た。一方の柏は鹿島との差を詰められず痛い敗戦に。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ28節]柏 0-1 甲府/9月30日/柏

 FWドゥドゥが古巣相手に豪快な一発を叩き込み、甲府が残留へ向けて大きな勝利を手にした。

 決勝点が生まれたのは土壇場の89分。カウンターから単独で持ち上がったドゥドゥが柏守備陣を翻弄。ペナルティエリア手前から右足を思い切りよく振り抜くと、鋭くカーブを描いたミドルシュートがネットに突き刺さる。1000人以上が埋め尽くしたアウェーゴール裏の甲府サポーターを歓喜の渦に巻き込んだ。

 試合は、終始苦しい流れだった。前半はほとんど柏にボールを支配され、ピンチの連続。それでも全員が身体を張った守りを見せ、わずかな隙を突いてワンチャンスをものにした。

 古巣からの勝利となった甲府の吉田達磨監督は、「僕にとってはすごく特別な場所で、優勝争いをしている相手との試合。サッカーの質ではとんでもなく差があり、内容では10対0かもしれないけど、選手がとにかく最後まで食らいついてくれた。前半30分までは本当に歯が立たず、一方的にやられているだけでしたけど、それでも1回のチャンスを逃さずに、選手たちがそれを待ってくれた」と、押され気味の展開を振り返りつつ、数少ないチャンスをモノにしたチームを讃えた。

 また、「30分間は防戦一方で大変でしたけど、防戦することに関しては選手たちは本当にタフなので、慌てず戦ってくれたと思う」と語り、選手たちの粘り強さを称賛している。

 ただ一方で吉田監督は、「もう少しプレーする時間を伸ばさないと、これからはどんどん苦しくなるんじゃないかと思う」とも語り、代表戦による2週間の中断期間後の戦いを見据えた。

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