米コロラド州コロラドスプリングズにある空軍予科士官学校で、学校の寮で見つかった人種差別的な中傷について士官候補生や教職員らを戒める校長のジェイ・シルベリア中将(中央、2017年9月29日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米空軍士官学校の寮で人種差別的な落書きが見つかったことを受け、同校の校長が「(偏見を持つ者には)出て行ってもらわなければならない」との明確な戒めを伝える映像がインターネット上で大きな話題となっている。

 今週、コロラド(Colorado)州コロラドスプリングズ(Colorado Springs)にある空軍予科士官学校の寮のホワイトボードに「家に帰れ、ニガー(黒人に対する差別語)」などと書かれているのをアフリカ系米国人学生5人が発見。1人がその写真をフェイスブック(Facebook)に投稿し、保護者たちが学校側に注意を促していた。

 校長を務めるジェイ・シルベリア(Jay Silveria)中将は学校の士官候補生と教職員らに対し、「(落書きされていた)あのような言葉に憤りを覚えたのなら、あなた方は正しい場所にいる」「(あのような言葉には)空軍兵としてだけではなく、人間として憤慨すべきだ」と呼び掛けている。

 さらにシルベリア中将は、「あのような振る舞いは、予科でも士官学校自体でも、米空軍でも許されない」と述べ、「自分と異なる人種や肌の色が異なる他者に対して尊厳と敬意をもって接することができない者は、出て行ってもらう必要がある」と明言した。

 訓戒を締めくくるに当たりシルベリア中将は集まっていた学生や教職員らに対し、携帯電話を取り出して自身の言葉を録画するよう促し「私の言葉を覚えておく必要がある者は、この言葉を記録し、覚え、周りと共有し、話し合え。『尊厳と敬意をもって他者と接することができない者は、出て行け』」と繰り返した。
【翻訳編集】AFPBB News