フランス南西部ボルドーで行われた米農業バイオ大手モンサントに対する抗議デモ(2017年5月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】欧州議会(European Parliament)は各会派の指導者から、米農業バイオ大手モンサント(Monsanto)の幹部やロビイストとの接触を断つよう請願を受けた。欧州議会の広報担当者が29日、明らかにした。

 請願は、除草剤「グリホサート」の安全性に関する科学的な研究にモンサントが影響力を行使したとの主張をめぐる公聴会への出席を、同社が拒否したことを受けて行われたもの。

 グリホサートは同社の除草剤「ラウンドアップ(Roundup)」の主成分で、今年の年末に認可の期限を迎える。欧州連合(EU)は認可を更新するかどうか検討している。

 欧州議会の広報担当者は、10月11日に行われる公聴会を欠席すると決めたモンサントは「民主的に選ばれた機関に対する理解と深い敬意が欠けていることを示した」と指摘し、モンサント関係者が欧州議会と接触することを拒否するよう欧州議会事務総長に求める提言が各会派の指導者によって27日に採択されたと明らかにした。10月3日になんらかの決定がなされる可能性がある。

 発がん性への恐れから、グリホサートの禁止をEUに求める請願書に今年に入ってから100万人以上が署名しているが、モンサントは、グリホサートは欧州の法令の下で認可の完全更新に必要なすべての条件を満たしていると主張している。
【翻訳編集】AFPBB News