ハイテク技術により、水稲栽培は効率化が期待されています。

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【関連レシピ】レタスチャーハン

2017年8月22日、農研機構農村工学研究部門は、スマートフォンやPCで田んぼの管理を行える画期的なシステムを発表しました。田んぼの管理に欠かせない給水と排水を機械で制御し、人がわざわざ田んぼに出向いて水の量を調整する手間を省きます。このシステムで、農家が水管理にかかる労働時間をなんと約8割もカットできるという実験結果が出ています。

 

■ もう田んぼに行かなくていい?田んぼの水量を自動で管理

このシステムの基本設計は、田んぼに給水バルブと排水口を設置し、それらに遠隔操作装置を取り付けるというもの。機械は水量を監視し続け、そのデータをスマートフォンなどに送ります。田んぼの管理者は、そのデータを元に、わざわざ田んぼに出向かず、その場で水量を増やしたり、減らしたりすればいいという仕組みです。

さらには、この水量を機械任せにして自動調整もできます。現在、田んぼの水量管理は水稲栽培全体の労力の約3割を占めていますが、遠隔管理を導入すれば、そのほとんどを削減可能です。また、水の無駄なかけ流しをカットする効果もあり、使う用水の量を約5割も節約できるそうです。この、いいことづくめのシステムは、2017年内の発売を予定しています。

 

■ 省スペースのレタス栽培、いま注目を集める農業ハイテク

農業は田んぼ以外の分野でも、ハイテクの導入が始まっています。とくに注目されているのが、MIRAI株式会社が開発した植物工場用の装置です。

「GREEN ROOM」と呼ばれるその工場は、施設内に多段ベッドを置いて野菜を植え、光や水、養分などを機械制御で与えて育成します。育成の手間を大幅に省いただけでなく、小さな面積でたくさんの野菜を採れるようにしたのです。なんとその数は、通常の農地の収穫量を1とすると、その100倍と言われています。

宮城県では、すでにこのシステムを導入したレタス工場が稼働しています。手間もスペースも省いてくれるハイテク農業は、人手不足にあえぐ農家を救う革新的な技術です。これが普及すれば、より安くておいしい野菜が、お店に並ぶようになるかもしれませんね。

 

■ 【関連レシピ】レタスチャーハン

ハイテクで米とレタスが安くなれば、定番メニューに?

<材料>(2人分)

ご飯…小どんぶり2杯分

レタス…1/3個

ハム…4枚

長ねぎ…1/2本

しょうが…1かけ

サラダ油…大さじ2

うまみ調味料…少々

こしょう、酒、塩

<作り方>

1.レタスは1〜2cm幅に切り、ハムは2cm角に切る。ねぎは小口切りにする。しょうがはみじん切りにする。

2.中華鍋に油を熱し、ねぎとしょうがを炒める。香りが出たらハムを炒め、ご飯を加えてほぐしながら炒める。

3.塩小さじ1/2、酒大さじ1、こしょう、うまみ調味料各少々を加えて炒め、レタスを入れて強火で手早く炒めて皿に盛る。