医療サービスを受けるために来日する中国人が増えているが、同時に医療を「学ぶ」ために日本の病院に研修で訪れる中国の医者や学生もいるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 医療サービスを受けるために来日する中国人が増えているが、同時に医療を「学ぶ」ために日本の病院に研修で訪れる中国の医者や学生もいるようだ。

中国メディアの21財経は27日、「日本の病院で学んだ中国の医者が衝撃を受けたこと」について紹介する記事を掲載し、日本の病院のすばらしい点について紹介している。

 記事が紹介しているのは、多くの手術室と700ものベッドを持つ東京にあるがんの専門病院だ。この中国人医師は日本の医療について学ぶため、90日間にわたってこの病院で研修を行ったのだという。

 研修は中国の病院との違いで「驚きの連続」だったようだ。たとえば日本の病院は待合室からして違っていたという。「明るくて清潔で、患者の数は多いが、看護師も患者も声の大きさを抑えつつ、周りに迷惑がかからないよう小声で話しをしていた」そうだ。また、この病院は一般的に予約のもとで診察が行われるため、中国の病院のように患者でごった返していないことにも驚いたようだ。

 さらに、日本の病院では非常に高い効率と安全性が高い次元で両立していることを指摘しつつ、これは優れた制度があるから実現できることだと指摘。例えば、院長から若手まで全ての医者、看護師が参加する症例カンファレンスや手術時の確認作業、規範化された手術方法や安全対策などがしっかり行われ、明文化された「ルール」が存在することを紹介した。

この中国人医者は研修を通じて、日本の医療の先進性と成熟ぶりを、身を以て実感し、多くの中国人が平均5万元(約85万円)の大金を支払ってでも、医療サービスを受けるために訪日したがる理由が理解できたと紹介している。

 近年は中国でもがん患者が急増していると言われる。人種や国を問わず、誰もが最善の医療サービスを受けたいと望んでいるはずだ。中国人の医療従事者が日本で学んだことを母国に持ち帰ることで、病に苦しむ患者の命が数多く救われることを期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)