29日、韓国・MBNなどによると、米戦略爆撃機「B1B」が北方限界線(NLL)を超え北上したことに、北朝鮮が初めて反応した。この報道を受け、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。

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2017年9月29日、韓国・MBNなどによると、米戦略爆撃機「B1B」が北方限界線(NLL)を超え北上したことに、北朝鮮が初めて反応を示した。

北朝鮮祖国平和統一委員会が運営するインターネットメディア「わが民族同士」は29日、論評「千万軍民の報復意志を湧き上がらせる挑発妄動」で、「米国が単独で戦略爆撃機B1Bの編隊を朝鮮の東海(日本海)公海上に出撃させたのは、朝鮮半島情勢を極端に追い込もうとする危険な妄動」とし、「全く容認できない反共和国挑発」と断じた。一方、朝鮮労働党中央委員会の機関紙・労働新聞など北朝鮮の住民が接するメディアを通じた反応は出ていないという。

これを受け韓国政府当局者は「自分たちの鼻の下で米軍の戦略爆撃機が武力示威したにもかかわらず何の対応もしていなかったのは、情報の拡散を防ぐためとみられる」と述べている。

23日夜、B1B戦略爆撃機がグアムから日本海北方限界線(NLL)を越え、北朝鮮の元山(ウォンサン)市から300キロの海上に武力示威をしたことと関連し、当時ニューヨークを訪問していた李容浩(イ・ヨンホ)外相が、「これからは、領空を侵犯しなくても撃墜する」と述べたことはあるが、北朝鮮メディアの反応は今回が初となる。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「爆撃機出撃の6日たってからコメントを出すところをみると、北朝鮮も対話のために自制しているな」など、対話による問題解決に言及した意見が寄せられた。また、「北朝鮮の覇気だけは理解できる。世界中で米国に対してこんなことできる国は他にない」「まあ、ある意味北朝鮮は一貫性がある」など、北朝鮮の姿勢に一定の理解を示す声も見られた。

その他に、「B1BがNLLを超えたことが6日たって分かったってことだ」「米国も、このように威嚇せねばならないことを理解できただろう」「実際に爆撃に遭えば威嚇かどうか分かるだろう」などとするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)