いよいよ明日から10月。秋もどんどん深まっていきますね。9月30日の今日は「クルミの日」です。世界中で古くから食用とされてきたクルミですが、このところスーパーフードとして注目を集めています。なぜ今、これほどまでに脚光を浴びているのでしょうか。その栄養価や食べ方のコツに加え、この季節にぜひ味わいたいクルミを使ったスイーツをご紹介します。


最古の木の実が、現代のスーパーフードになったのはなぜ!?

生産量日本一を誇る長野県東御市(とうみし)などのクルミ愛好家が制定したといわれている「クルミの日」。「く(9)るみ(3)はまるい(0)」の語呂合せですが、まさに今の季節は収穫の時期。今年もそろそろ旬のクルミが出回る頃です。
クルミは古代ペルシアが原産地といわれています。紀元前7000年頃から人類が食料として用いてきた最古の木の実で、日本でも縄文時代の遺跡から発掘されており常食していたと考えられています。
世界でいにしえより食用とされ、日本でも素朴な木の実といったイメージのクルミがスーパーフードとされる理由は、現代人が求める体内でつくることができない成分を含んでいるから。また、多種多様な栄養素がバランス良く含まれているので、栄養価のすぐれた食材として高く評価されているのです。では、その成分と栄養素を詳しく見ていきましょう!


気になる栄養素や糖質は?1日にどのくらい食べるといいの?

クルミの主な成分である脂質には、必須脂肪酸といわれる「リノール酸」と「α-リノレン酸」が豊富に含まれています。必須脂肪酸とは、生きていくうえで欠かせない生命維持を司る脂肪酸。細胞膜やホルモンの生成などに重要な成分として知られています。にもかかわらず、体内でつくることができないので食品から摂る必要があるのです。
もうすこし掘り下げると、リノール酸はn-6系脂肪酸(オメガ-6)、α-リノレン酸はn-3系脂肪酸(オメガ-3)といった異なる種類の必須脂肪酸に分類されます。この両方が含まれているという点も、クルミがスーパーフードといわれる理由のひとつです。
クルミには、ビタミンE、ビタミンB1、カリウム、マンガンなどのビタミンやミネラル、食物繊維など、健康維持・増進に必要な栄養素もバランスよく含まれています。気になる糖質は、アーモンドの半分以下と低めなのも魅力ですね!
1日に食べる量は、ひとつかみほど(約28g)を目安に。ナッツ類は脂質が主成分なのでカロリーは高め。食べ過ぎないようにしましょう。食塩や油を使っていないものを選ぶのもポイント。クルミ本来の香りや甘みを楽しみたいですね。


秋におすすめ!クルミを使った絶品スイーツ3選

涼しい風が吹く頃になると恋しくなる、焼き菓子やナッツを使ったお菓子たち。今回は温かい飲み物と一緒にゆったりと味わいたい、クルミを堪能できるスイーツをご紹介します。

◼︎鎌倉紅谷「クルミッ子」
クルミがぎっしり詰まった自家製キャラメルを、バターの風味豊かな生地でサンドした焼き菓子。しっとりした生地に濃厚キャラメルとカリッとしたクルミの食感が絶妙。レトロなタッチのリスが描かれたパッケージも人気です。鎌倉にはリスが多いこと、クルミはリスの好物であることが由来とか。
※詳しくは公式HPをご確認ください
http://www.beniya-ajisai.co.jp/?page_id=29

◼︎東京 代官山 イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ「ギャレットゥ・ノワ」
フランス菓子の名店が誇る、クルミと黒砂糖のクッキー。こだわりのクルミはフランス・ペリグール地方のもの。ざくざくとした食感と上品な甘さは、どこか懐かしくほっと染み入る美味しさ。クルミと黒砂糖の抜群の相性を堪能できます。男性ファンも多いようですよ。
※詳しくは公式HPをご確認ください
http://www.ilpleut.co.jp/gateaux/demisec/

◼︎仙台菓子処 味佳嵯「ゆべし」
「柚餅子」の名のとおり、全国的には柚子を使用したものが多いですが、東北地方では柚子を入手することがむずかしかったため、代わりにクルミを用いて現在の「ゆべし」となったそう。甘じょっぱい味わいとモチモチした食感がクセになります。もちろん、大粒のクルミもたっぷり。
※詳しくは公式HPをご確認ください
http://www.mikasanoyubesi.com/goods/

クルミはそのままいただいても美味しく、お菓子の材料としても魅力的。ローストしたクルミを刻んでサラダにトッピングしたり、すりつぶして和え衣にしたり、料理に用いるのもおすすめです。毎日の生活に、ぜひクルミを取り入れてみてはいかがでしょうか。