【しつけ】またやった!友達の玩具を奪い取る子に「伝わらない叱り方」5パターンと改善法

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子どもを児童館や公園に連れて行ったとき、「ここにあるのはぜーんぶ、僕の玩具!」という態度で独り占めしたり、友達の持っているおもちゃを奪い取ったりしたら、出かけるのに気が重くなってしまいますよね。確かにそんな困った子っています。

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子どもが複数いる場に行くとトラブルが起こります。これが高じてママ間のトラブルにも発展することもあります。

何度子どもを叱っても同じことを繰り返してしまうなら、それはもしかしたら親の伝え方が原因かもしれません。

そこで今回は『「テキトー母さん」流子育てのコツ』の著者の立石美津子が、“子どもにきちんと伝わるコツ”についてお話しします。

何度も注意しているのに、何故同じことを繰り返すのか?

毎回、同じことを叱っているのにまた翌日同じことを繰り返す子ども。もしかして、子どもに伝わっていないのでは?

下のような注意の仕方では、子どもはまた同じことを繰り返すかもしれません。

理由を追及している

「どうしてお友達のおもちゃを取るの!」
「なんで意地悪なことをするの!」

こんな風にいちいち理由を追及していませんか?

子どもに「そのことをした理由を述べよ!」と追及しても答えられません。「だってそのおもちゃが欲しかったから。だから奪い取りました」と返答したらまた叱られるので、子どもはだんまりを決め込むのです。

子どもは欲しいから取っただけ。そんな単純明快な理由です。追及されるのは責められている感じがします。

■解決策

理由なんか答えさせる必要はありません。「お友達が使っているおもちゃをいきなり取るのは良くないことだよ」と、その態度が良くないことを教えましょう。

叱りっぱなしで解決策を示さない

砂場で友達が使っているおもちゃに興味を持った子どもが、友達を突き飛ばし、奪い取ったとしましょう。

そんなとき、まるで犬にしつけをするように「コラ!やめなさい!」「取っちゃダメ!」「○○!(子どもの名前を大声で呼ぶ)」とビシッと声を荒らげると、子どもはその行為を一瞬、止めます。

でも、また翌日同じことを繰り返します。

なぜなら “どうすればよかったのか”という代替案を親から示されていないので、また友達のおもちゃを見て欲しくなり、同じことをしてしまうのです。

■解決策

「友だちのおもちゃが欲しいときは突き飛ばすのではなくて、『貸して』とお口で言おうね」など、交渉するには別のやり方があることを教えましょう。

出来ても褒めていない

子どもがママに注意されて、友達のおもちゃを奪い取ろうとした手を自ら引っ込めたとします。

そんなとき、せっかく感情をコントロールして頑張っているのに無視していませんか?ちゃんと褒めていますか?

ママ友同士の人間関係を優先して「ごめんね。いきなり取って」と、相手の親に謝罪して終わらせていませんか?

■解決策

こんなときは我が子に「欲しかったのに我慢出来て偉いね」と褒めてやりましょう。

子どもにしてみれば、自分の感情を抑えて努力しているのです。それをスルーされたら悲しい気持ちになってしまいます。

わかりにくい言い方をしている

「お友達が嫌がることは止めなさい!」
「人の迷惑になることはよしなさい!」

と、つい叱ってしまいますが、まだ人生経験の短い子ども。自分は友達ではないのですから、相手の気持ちなんかわかりようがありません。

「何度言ったらわかるの!」
「いいかげんにしなさい!」

これらも子どもにとっては“曖昧で意味不明な言葉”なのです。

■解決策

「今は○○君が遊んでいるんだから、100秒数えるまで待っていなさい」
とか
「今、○○君は遊び始めたばかりなんだから、3時までは他の遊具で遊んでいようね」
と具体的でわかりやすい伝え方をしましょう。

感情を否定する

友達のおもちゃを貸してもらえないとき、子どもは悔しくて泣いたり怒ったりします。これは気持ちを整理するために感情を表に出しているのです。

■解決策

そのうち収まってきます。「そんなことで泣くんじゃない」とか、「怒るのは止めなさい」「悔しがるんじゃない」などと叱ってはいけません。

見守りの姿勢で愛を持って放っておきましょう。

まとめ

子どもは一度叱られたからといって「はい、わかりました。次回からはそのようなことがないように気を付けます」とはなりませんが、出来るだけわかりやすく伝えていくようにしましょう。

すると、だんだんと行動が改善されていきます。

それから、子どもは喧嘩を通して人間関係を構築する練習をしています。実際に自分がやられたりやり返したりして社会性が育ちます。人への優しさや思いやりも育ちます。

そんな大切な経験の場であると考えて、子どもの喧嘩に親が出ることも程々にしておきましょうね。