(写真提供=カン・ミョンホ)取材中のパク・キョル

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韓国の女子プロゴルファーの現役期間は短い。日本の女子ゴルファーに比べるとより顕著だというが、その理由を以前ユン・チェヨンはこう話してくれた。

「韓国では長く現役を続ける選手がいません。やらないのではなく、できないのです。若い選手が続々と出てきて、シード権を失ってしまうことが多いからです」

実際に韓国ゴルフ界に続々と若い選手が出てくるのは事実で、9月26日現在の韓国女子ツアーの賞金ランキングを見ると、1位イ・ジョンウン(21歳)、3位コ・ジニョン(24歳)、4位オ・ジヒョン(21歳)など、トップ5に24歳以下の選手が3人もいる。

韓国ゴルフ界の“ニューヒロイン”を直撃

実力だけでなく、スター選手の入れ替わりも激しい。

今年日本でブレイクしたアン・シネに代わるかのように、最近はユ・ヒョンジュが“次世代セクシークイーン”として台頭したりしている。

そんななか、実力と人気を兼ね備え、韓国女子ゴルフ界の“神セブン”として注目を集めているのが21歳のパク・キョルだ。

2014年に行われた仁川アジア競技大会のゴルフ女子個人で金メダルに輝いた実績のある彼女は、初優勝こそまだだが、今季も「三千里トゥゲザーオープン」2位など着実に結果を残している。

また、ゴルフ選手離れした美貌も人気に拍車をかけているのだろう。韓国最大のゴルフ・コミュニティといわれる“ゴルフマニア・クラブ”では、毎週ごとに行われる大会に合わせてネットユーザーたちが投票できる「今週のベストドレッサー賞」というものがあるのだが、パク・キョルはその常連でもあるのだ。
(参考記事:写真17連発!! 21歳の“大型新人”パク・キョルに初接近!?

そんな韓国女子ゴルフ界の“ニューヒロイン”パク・キョルを韓国で直撃取材した。

彼女にインタビューするのは、2014年9月に軽井沢で行われた世界アマチュアゴルフチーム選手権以来。それだけにまず聞きたかったのは、新たな若手スターとして注目を集めていることを本人がどう思っているかだ。

「プロデビューからとても大きな期待をしてもらいました。“スーパールーキー”とも呼んでもらったのですが、プレッシャーがなかったといえば嘘になりますね。一日も早く優勝しなきゃと焦っていた部分もあったと思いますが、今は大分落ち着けている。周りは気にせず、自分のプレーにだけ集中しようと心がけています」

プレッシャーを受け入れて、プレーを楽しんでいるのが現状のようだ。

「さすがに3年目となったので、慣れてきました。大会がとても多いため、体力が最も重要だと思います。ただ、アマチュア時代よりも今のほうが断然、楽しいです。大会に出れば多くのギャラリーの方とも会えますし、アマチュアとプロでは環境が違うのでおもしろいですね」

韓国美女ゴルファーの登竜門に2年連続選出

プロとなった今のほうが「断然、楽しい」とパク・キョルが感じる理由のひとつには、「KLPGA広報モデル」を務めていることも関係ありそうだ。

KLPGA広報モデルとは、韓国女子ゴルフを盛り上げるべくさまざまな広報活動を行う女子ゴルファーたちのこと。

前シーズンの韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)ツアーで賞金上位60位以内の選手(海外ツアーで活動中の選手は除外)のなかから、メディアやスポンサー関係者、KLPGA会員などの投票によって選ばれる。毎年10人前後しか選ばれることのない狭き門である。

イ・ボミ、キム・ハヌル、アン・シネといった日本で人気の高い選手も、みなKLPGA広報モデルの経験者だ。

「私は今年で2回目ですね。広報モデルを務めるようになって、テレビCMのような撮影もあって、不思議な気持ちになります。今まで着たことのない服も着ました。今年はドレスを初めて着たのですが、特別な経験ができたと思います」

プロの世界で活躍している彼女だが、素顔はおしゃれが好きな21歳。ゴルフウェアにも独特のこだわりを持っているらしい。

「タイトなゴルフウェアが好きで、スカートも長いものははきません。一番かわいいものを選んでいるんです。気に入ったゴルフウェアを着ると、スコアにも良い影響があると思う。自分に合った服を着るとかわいく、スマートに見えるし、そうなると気分も良くなって、コンディションも上がるでしょう?」

日本で活躍する“先輩”たちを見て…

そんな彼女は、日本で活躍している“先輩”たちをどんな目で見ているのだろうか。イ・ボミやキム・ハヌルのことを「とてもカッコいい」としながら、こう話す。

「何よりも日本で結果を出しているのだから、とてもカッコいいと思います。韓国だけでなく日本でも活躍できるというところは、学ばなければいけないことがあるのだと感じています。その活躍している姿を見て、いつか自分も…と思いますよ」

「いつか自分も…」と話すパク・キョル。次回は日本で活躍する先輩とのエピソードや、日本進出の可能性について迫ってみたい。(つづく)

(文=慎 武宏)