たった1通のLINE。

その巧拙が恋愛の勝敗を決めかねないが、恋愛マニュアル情報は巷に数多くあれど、LINEの正解を教えてくれるコンテンツはほぼ見当たらない。

男女でLINEに対する捉え方は、全く異なるようだ。

あなたが送るそのLINE、気づかぬうちに間違えていないだろうか。




夏美と出会ったのは、約2年前に遡る。

商社の同期・木村が主催した食事会にいたのが夏美だった。木村はその夏美をえらく気に入っており、一時期、皆でよく遊んでいたのだ。

グループで遊ぶと学生時代に戻ったような感覚に陥り、あの夏は楽しかった思い出しかない。

しかし、木村には彼女がいた。当初はそれを隠して遊んでいたのだが、なぜか女性はそういう勘が妙に鋭い。

もちろん男同士で口を破る奴はいないし、誰も言っていない。しかし夏美は、どこからか嗅ぎつけたようだ。

そのことが原因かどうかは分からないが、いつの間にか皆で会う機会は減っていった。

しかし2年ぶりに偶然街で夏美を見かけた時、かなり心が躍った。

元々綺麗な子だったが、2年経ってさらに強いオーラを纏っており、目を奪われた。向こうは気づいてなかったが、夏美を見かけて咄嗟に思った。

-もう一度、会いたい。

と。

その夜、ちょうど後輩と飲むことになり、後輩を使って呼び寄せることにした。



一度は食らう既読スルー。しかしそこから復活できた理由とは?


Q1:一度既読スルーになったのに。どうしてここから復活できた?!


その日は夜遅かったせいか、夏美からの返信はなかった。しかし既読にはなっているし、気がついてはいるようだ。

-送ったタイミングが悪かったかな...

男というのは、学ばない生き物なのかもしれない。

深夜のLINE、突然の呼び出しはダメだと学んだのに。毎回忘れて、酒が入るとつい気になる子を誘ってしまう。

このままでは、既読スルーされて終わりだ。そう思い、とりあえずフォローLINEを翌日に送った。




果たして、このフォローに意味はあるのだろうかと疑心暗鬼になりながらも携帯の画面を見つめる。すると、今回は直ぐに夏美の方からも返信が来た。




既読スルーからの起死回生...。

やればできるものだと、自分で自分を褒めた。

中学か高校の部活で習った、「諦めない・めげない・くじけない」という言葉がふと脳裏に浮かぶ。それと同時にZARDの「負けないで」が頭の中で流れ始める。

女性は押しに弱いというが、やはりその通りだった。

フォローLINEをして良かった...このまま、既読スルーだったら結構傷つくし、会える気配すら感じられないから。




そして僕は速攻で木村に社内メールを送った。元はと言えば、友達が少しは好意を抱いていた相手である。筋を通すのが普通だろう。



「で、話って何だよ?」

仕事終わりに木村を『A16 TOKYO』へと呼び出した。




ここは会社からも近く、カジュアルにワインが楽しめる。カリフォルニアワインを片手に窯焼きのピッツァでも食べながら、肩肘張らずに男同志の会話が楽しめそうな店を選んだ。

「いや、大した話じゃないんだけど...夏美とは、もう何もないの?」

木村は驚いたようにしばらくぽかんとしていたが、すぐに大爆笑に変わった。

「何もないに決まってるじゃん。何年前の話だよ?よろしく言っといて。」

友人の承諾を得たので、これで正々堂々と夏美を誘える。そのまま、もう一度夏美にLINEを送った。




夏美から、すぐに返信が来た。


追い風が向かい風に!しかし女性が決定的にNGというLINEとは...


Q2:「また今度ご飯行こう」と向こうから誘われたのに、どうして返信がない?


友人を使って呼び出すのはダメだったか?答えを考えあぐねていると、思いの外夏美からはすぐに返信が来た。




木村、グッジョブ。そう思っていると、夏美の方から、続けて LINEが入った。




またまた予想外に、話がスムーズに進んでいる。気がつけば、いつの間にか夏美とデートの約束ができていた。

-今月はちょっと忙しい。

これだけだと望みはないが、“来月”という具体的な日程が入っている。これは、イケる。向かい風だったはずなのに、いつの間にか追い風に変わっている。

あれ、意外に楽勝じゃん。今日は良い日だな。そんなことを思いながら、窯焼きピッツァを頬張った。






…しかし僕は、何かやらかしたようだ。

「今月は忙しい」と言われていたので、翌週になってもまだ、具体的な日程を聞けていなかった。しかしタイミング良く、金曜日に木村と飲むことになったのだ。

“金曜日・六本木・男友達と飲む”

これ以上誘いやすいシチュエーションはない。金曜日の六本木なら夏美もいる可能性があるし、遅くまで楽しめる。

だから夏美にLINEを送ってみた。しかし僕だってバカではない。今回は遅い時間になり過ぎぬよう、早めに誘おう。

そう決意し、すぐ夏美にLINEを送った。

気恥かしさもあり、勢いに任せてシンプルにさらっと。




しかし、ここからまた事態は急変する。一晩中返信を待っていたが、夏美からの返信は、一週間以上経った今でも届いていない。

このLINEがいけなかったのだろうか。それとも六本木という場所がチャラついていた?

それとも、そもそも僕に興味なんてなかったのかもしれない。しかしその気がないなら、どうして一度は返信をくれたのだろうか?なぜご飯へ行こうと言ったのだろうか...

一度は既読スルーから復活したのに...

頭の中が、“ナゼ?”で溢れかえる。

僕は今までに一体、何通のLINEを女性に送ってきたのだろうか。

時に便利で、時に厄介な謎解きを仕掛けてくるLINEのやり取り。

経験を積み、過去に送ったLINEの数は莫大だが、未だ正解がわからずにいる。

▶NEXT:10月1日 日曜更新予定
LINEの答えあわせ【A】:そもそも全てが勘違い?男性が全く気がつかない盲点とは

<これまでのLINEの答えあわせ【Q】>
vol.1 盛り上がったはずが。よくある「突然の既読スルー」という地獄
vol.2 つい送りたくなる“俺通信”。マメに連絡する男がモテるのか?
vol.3 気になる子を誘いたい。「今から飲まない?」が嫌われる理由
vol.4 ナゼ気づかない?女性へ「元気?」と送る男の大きなミス
vol.5 「今日はありがとうございました♡」デート後すぐ来たお礼LINE。これ、脈アリ?
vol.6 好きな女性に嫌われたくない。スタンプで「察して」ほしい男心
vol.7 「仕事が忙しくて予定が分からない」を鵜呑みにする女
vol.8 食事後「楽しかった!またご飯行こう」で態度急変したのはなぜ?
vol.9 返信は律義な彼が、デートに誘ってくれないのはなぜ?
vol.10 エリート男が仕事帰りに送りがちなNGワード。身に覚えある?
vol.11 「元気?」突然きた元カノからの連絡。これって何のサイン?
vol.12 2対2での食事後、個別で仲良くしたい時。その一文が落とし穴
vol.13 「少し時間をおいて、返信する」じらしテク。女の恋愛バイブルは正しいの?
vol.14 可能性の低かった女性が、LINEのやり取りで好転したのはナゼ?
vol.15 ナゼ彼女に浮気がバレた?見落としがちな、LINEのミス
vol.16 男の素っ気ない、絵文字なし短文返信。私への気持ち、どこで見抜けばいい?
vol.17 本命視されていなかったはず。なのにLINEだけで、私の方へなびいたのはナゼ?
vol.18 「今何してる?恵比寿にいない?」この後“圏外男”になってしまった、NGな一文とは?
vol.19 食事会後の連絡先交換。個別で聞くのかグループ交換、どちらが正解?
vol.20 LINE交換後、すぐデートに誘いたい。女性が必ず「YES」と答えるキラーフレーズとは?
vol.21 盛り上がった後のデートの誘い。「また今度」の“また”っていつですか?