米フロリダ州在住のジェシカ・ジーン・ウィリアムソンさんは、9月にフロリダ州を襲ったハリケーンイルマに、人生の大切な節目を邪魔された女性だ。

結婚式をキャンセル

その節目とは、8年間付き合った男性との結婚式。9月9日に友人のビーチハウスで挙げるはずだった式は、急きょキャンセルされることとなった。

結婚式と共にキャンセルされたのが、75人の出席者にふるまうはずだったタコスバーだ。トルティーヤに好きな具材を挟んで、楽しんでもらうつもりだったという。

聞いているだけで楽しそうなタコスバーのアイディアを、ジェシカさんは結婚式以外で活かすことにした。

テントシティを訪れた

父親と母親が手作りしてくれたポークやチキンなどの具材と、大量のトルティーヤを持ってジェシカさんが訪れたのは、ハリケーンイルマで住まいを奪われた人々が暮らす、フロリダキーズのテントシティ(テント式仮設住居)。

そこで人々は一週間以上も、パンにピーナッツバターやジャムを塗ったものばかりを食べていたそうだ。

家族や友人たちと楽しむつもりだったタコスバーを、ジェシカさんは見知らぬ人々に与えることにしたのだ。

▼タコスバーに訪れた人々

特別な時間となった

被害に遭った人々を助けるつもりで行ったジェシカさんだが、タコスバーは特別な経験になったそうだ。

9月23日には、「結婚式ではないけれど、私たちは笑って、食べて、踊ってっていうのを、全く知らない人々としたの」と、ジェシカさんはFacebookに投稿している。

ボランティア参加を呼び掛けた

ジェシカさんは現地で、物質的な不足よりも人手不足を実感したそうだ。

「人々は私たちを涙ぐみながら受け入れてくれた。もしあなたたちに時間があるのなら、ぜひ現地に向かって!」と呼びかけている。