27日、韓国・JTBCテレビは、ソウルにある児童公園の多くが、子どもたちが楽しく遊ぶには程遠い状況にある問題を報じた。遊具のある公園は同市内に1100カ所ほどあるものの、そこには子どもには見せられないような実態があるという。写真はソウル。

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2017年9月27日、韓国・JTBCテレビは、ソウルにある児童公園の多くが、子どもたちが楽しく遊ぶには程遠い状況にある問題を報じた。遊具のある公園は同市内に1100カ所ほどあるものの、そこには子どもには見せられないような実態があるという。

小学校からも近く、下校中の子どもたちがよく立ち寄るというソウル市内のある児童公園。滑り台をはじめ各種遊具が設置されているのだが、その至る所にスプレーでの落書きが見られる。内容は悪態のほか、アダルト動画に出てくる性的な表現など、いずれもハングルで「大書」されているそうだ。別の遊具を見ると、性行為を暗示するような男女の絵も見つかる。

これには近くに住む大学生も「子どもたちが遊ぶには不適切に思える。性的な表現もあるし絵も過激でわいせつだ」と話し、当の小学生からも「悪い言葉をここで学んでいく。幼い子どもたちが見ると思うと恥ずかしい」といった声まで聞かれる。

落書きだけではない。ソウル市内では公園内での飲酒や喫煙も問題になっており、麻浦(マポ)区の繁華街にある弘益(ホンイク)児童公園は、今年初めに遊具を撤去、公園名を「弘益公園」に変更する事態になった。

現在のところ、市はこうした問題を防止・改善する具体的手立てがない状態だが、今年11月には、子どもの遊び場など都市公園を飲酒禁止地域に指定し、騒ぎを起こした場合には過料を賦課できるようにした条例が施行される予定だという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「一部の分別のない大人のせいで子ども心が壊れていく」「事実上、大人の公園だったとは…恥ずかしい」「そもそも子どもの遊び場で酒を飲む人の気が知れない」といった声が上がり、「防犯カメラを増やそう」「摘発時には強力な処罰を!」「韓国もこれからは公園や野外で飲酒できないように法を改正すべき」と訴える声が相次いでいる。

しかし一方で「落書きは大人ではなく中高生の作品では?」「公園の横に住んでるけど、公園自体をなくしてほしい。土曜の夜は高校生が歌を歌ったりたばこを吸ったり、大騒ぎで死にそうだよ」と若者の問題を指摘する声も。

また「ソウルだけじゃない。全国的に同じ」「法は弱いし国民の順法精神もめちゃくちゃ」との嘆き節も見られるなど、問題は予想以上に深刻なようだ。(翻訳・編集/松村)