デスクワークの多い人の肩・首こりに肩甲骨周りのストレッチ。
緊張で硬くなった筋肉をほぐす簡単ストレッチ。悪い姿勢で硬くなりがちな後頭部や胸部の筋肉も伸ばそう!

パソコン・スマホを使っていると猫背になりやすく、肩こり・頭痛の原因に

 1日デスクワークでパソコン作業が多く、仕事の行き帰りは電車の中でスマホとにらめっこ! これではかなり長時間パソコンやスマホに向っていることになりますが、そんな人が少なくないようです。

 パソコンやスマホを使っているとき、たいていの人は背中を丸めて猫背になり、前かがみであごが前に出た姿勢になっています。楽なのでついこのような姿勢になってしまいがちですが、この姿勢だと頭が背骨の真上に乗っていないため、重い頭を支えるために首や肩周囲の筋肉には大きな負担がかかっています。

そのため猫背が習慣化すると、肩こり・首こり、頭痛、めまい、目の疲れやかすみなど、さまざまな不調の原因になります(「首のコリをほぐし目の疲れをとる-仕事の合間に簡単ストレッチ」参照)。

長時間パソコン・スマホを使う人はストレートネックにもなりやすい

 最近よくストレートネックという言葉を聞きますね。首の骨は頸椎という7個の骨から成り立ち、頸椎は本来ゆるやかに前に出っ張るカーブを描いて、衝撃から首を守っています。
この頸椎のカーブが失われて真っ直ぐになってしまった状態がストレートネックです。骨自体の問題ではなく、首や肩周囲の筋肉、特に後頭下筋群が凝り固まることで起こります。

 そのため肩こり・首こりはもちろん、首の痛みや違和感、腕のだるさなどの症状が出たり、ひどくなると頭痛やめまい、吐き気、手のしびれなどを起こすこともあります。

猫背はストレートネックを起こす原因になると同時に、悪化の原因にもなりますから、長時間パソコンやスマホを使用する人には、猫背でストレートネックという人が多く見られます。特に、長時間うつむいてスマホを見ているとストレートネックを起こしやすいので注意が必要です。

あごを引いて胸を張る体操は、猫背やストレートネックの解消に効果的

 猫背やストレートネックを予防・改善するには、長時間同じ姿勢を続けることを避け、せめて1時間に1回は立ち上がって体を動かしたり、ストレッチをしたりすることが大切です。

 ここでは座ったままできるストレッチを紹介します。動きが少ないので仕事中でも人目を気にすることなくできるでしょう。

(1)いすに座って背筋を伸ばし、あごに両手を添えます。両手であごを押し、のど元に押しつけるようにして5秒間キープします。このとき、視線は前に向けましょう。

(2)両ひじを胸の横から後ろに引いて胸を張り、背筋を伸ばしたまま5秒間キープします。腰を反らないように、軽くおなかに力を入れておきましょう。

 (1)(2)を3セットから始めて、慣れたら朝晩5セットずつに増やすとよいでしょう。仕事の合間に1セットでもよいですが、その場合は頻繁に行うと効果的です。勢いをつけたり、無理に伸ばすことは避けましょう。

 以前に紹介したストレッチ(「肩こり・首こりに効く-座ったままできる仕事の合間のストレッチ」)も、猫背やストレートネックに効果があります。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2015年1月に配信された記事です