アーセナルFWウォルコットが粋な計らい 自己犠牲で同僚の通算100得点をお膳立て

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EL敵地バテ戦、FWジルーが通算100得点達成、その舞台裏にあった仲間を思う優しさ

 アーセナルは28日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ、敵地バテ(ベラルーシ)戦で4-2勝利を挙げた。

 この試合でイングランド代表FWセオ・ウォルコットが2ゴールを決める活躍を見せたが、同僚のクラブ通算100得点目のマイルストーン達成のためにPKキッカーを譲ったことを明らかにしている。英テレビ局「BTスポーツ」が報じた。

 フランス代表FWオリビエ・ジルーは後半4分にPKキッカーを無事に務め上げ、チームに4点目をもたした。これがアーセナルで公式戦通算100得点目となったが、その舞台裏では仲間の粋な計らいがあったという。

「間違いなく、僕がPKを蹴るチャンスだった。でも、オリビエが99ゴールだったことを知っていた。アーセナルでのキャリア100ゴールを決める偉大な瞬間だと思えたんだ」

 ウォルコットはテレビ画面の前で声を弾ませた。この試合ですでに2ゴールを決めていたウォルコットだが、ハットトリックの栄光よりも仲間のマイルストーンを優先する優しさを見せ、自己犠牲の精神で偉業をお膳立てしている。

「僕も達成しているし、あの感情は分かる。最高だよ。だからこそ、PKを譲ったんだ。チャンスはあったけれど、そこまで自己中心的にはなれないよ」

 100メートル走10秒3という高速ウインガーは2月のFAカップ・サットン戦で記念すべきアーセナル100ゴールを決めていた。特別な感慨を味わってもらいたいという仲間への思いが胸を占めていたという。

 パリ・サンジェルマンではブラジル代表FWネイマールとウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがリヨン戦でFKとPKキッカーを巡る争いを展開し、物議を醸していたが、ウォルコットは粋な計らいでチーム内の絆を強調した形だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images