いまだ同居せざるを得ない元カップル(画像は『The Sun 2017年9月26日付「STUCK IN FLAT WITH DIRTY LOVE RAT Former couple forced to live together after falling victim to ‘Generation Rent’」(IMAGE: SWNS:SOUTH WEST NEWS SERVICE)』のスクリーンショット)

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年々急騰する不動産価格により、持ち家を持つことが非常に難しくなっているイギリス。大都市ロンドンだけでなく各都市に暮らす者も「Generation Rent」と言われる“住宅危機”に直面している。家を購入したパートナー同士も然り、賃貸契約したカップルが契約期間内に別れてしまった場合でも引っ越しをする金銭的余裕がなく、そのまま同居を強いられるというケースが多々発生している。このほどレスターシャー州に暮らす元カップルが、別れた後も同居せざるを得ない状況の大変さを『The Sun』に明かした。

レスターシャー州マーケット・ハーバラのアパートに住むリア・バッセイさん(22歳)とレミー・バーロンさん(27歳)は、3年前にデートサイト「Tinder(ティンダー)」を通じて知り合い、2年半の交際を経て同棲を始めた。

出会ってすぐに意気投合し恋人でありながら親友でもあるといった完璧な関係を育んできた2人だったが、一緒に暮らして半年ほどした時にレミーさんの浮気が発覚し、2か月前に交際を解消した。ところが少し前にアパートの契約を更新したばかりで、互いに引っ越しをする経済的余裕がなく、次の更新が切れる4か月先まで同居をせざるを得ないというのだ。リアさんは今の心境をこのように話している。

「私がホリデーで留守にしていた間に、レミーは浮気相手を4回も家に招いていたんです。私のことを『もう何年も前に別れた元カノ』と言って、浮気をしていたことは彼のスマホを見て知りました。本当にショックでした。彼と暮らすために私はケンブリッジから引っ越して来たんです。こっちで仕事だってあるし、その責任があるので辞められません。別れたのだから実家にさっさと帰ればいいという簡単なことではないのです。このアパートの家賃も契約終了まで払わなきゃいけないし、これから4か月もこの状態が続くと思うと気が重いし、罠にでも嵌められた気分です。だってこうなったのは全て彼のせいでもあるのですから。」

現在は2ベッドルームあるアパートの寝室をリアさんが使用し、レミーさんはスペアルームへ移動してエアベッドで寝ているという。しかしシェアを強いられるリビングやキッチンでは、耐え難い空気が漂っているようだ。

「前は土曜の朝など、美味しい紅茶を飲んで一緒に目覚めていましたが、今ではキッチンで会っても目を合わさないほどです。平日の夜、レミーはジムに行って、私と顔を合わせないようにしていますが、週末に予定がない時などは2人とも家にいるので最悪ですよ」とリアさんは言う。一方でレミーさんは「酔っぱらった勢いで浮気したことが原因で別れたのは僕のせいだから、今の同居ルールもリアに優位なんです。はじめは関係の修復を望みましたが、無理でした。それにしても、別れても一緒に暮らすのは大変ですよ。家の中には過去の2人の思い出が詰まってるし、時々別れたことを忘れてしまうこともありますから。僕は料理が好きで今でも余分に作ってリアに置いておくこともあるのですが、もう2人で一緒に食べることはありません…」と、どことなくリアさんに未練があるような口調だ。

そんな気持ちになるのはリアさんも一緒のようだ。「数週間前、互いにキッチンで調理をしていて仕事の話をしていたんです。その瞬間、喧嘩していたことも私たちが別れたことも忘れてしまっていました。その後、実はキスしてしまったのですがそれは大きな過ちだったし、自分にも失望しました」と明かしている。

同居していなければ起こらないはずのことでも起こってしまう…しかし24時間相手に怒り続けることなどできないというのがリアさんの心情だ。また、リアさんに負い目があるレミーさんは、家賃の半分を支払っているにもかかわらず「客のように振る舞う」ことに大変さを感じるようだ。