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 回転寿司チェーン国内第1位のスシローと、同じく5位の元気寿司が、経営統合の方針を固めたという。日本経済新聞など各社が報じた。

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 元気寿司の親会社であるコメ卸国内最大手、神明がスシローを運営するあきんどスシローの持株会社・スシローグローバルホールディングスの株式を取得し、元気寿司との統合を主導すると見られる。

 スシローは476の店舗を国内に展開し、2010年に当時1位だったかっぱ寿司(現在は4位)を追い越して以来、国内最大手の座に君臨している。

 遡れば1975年、個人営業の寿司店として創業され、1980年代に回転寿司店をオープン、1990年代には「スシロー」、「あきんど」、そして「すし太郎」というブランドを並列させていた。社名があきんどスシローであるのはその名残だが、現在はブランドの統一により、店舗名はスシローのみとなっている。

 元気寿司は1968年にフランチャイズの寿司店として創業、のちに「元禄寿司」となり、さらに1990年から「元気寿司」に名を改めた。現在は「元気寿司」のほか、「魚べい」「千両」というブランドの店舗も経営している。また、今は回転寿司店ではどこでも見られる、「価格別に皿の色を変える」という方式を初めて導入したのはこの元気寿司である。2015年、神明ホールディングの子会社となった。

 元気寿司は総店舗の半分ほどにあたる約170店を海外展開しており、海外出店のノウハウには強い。スシローブランド、元気寿司ブランドはいずれも統合後も維持される見込みが有力となっているが、スシローの海外進出には弾みがつくものと予測される。

 神明は、10月をメドにスシローグローバルホールディングス株の33%を英投資ファンド・ペルミラから約400億円で買収、元気寿司を含む3社で資本・業務提携を行い、統合の時期などを決定していくものと見られる。

 回転寿司業界における業界再編の波はどうなっていくか、今後の動向からも目が離せない。