人間は誰でも多少なりとも、自分の嫌いなところを持っています。「嫌なところはあるけれど、それも自分の個性だ」と開き直れればよいのですが、嫌なところに囚われ過ぎて、自分を責めてしまうこともあります。自分の嫌いなところとうまく付き合う方法について考えてみましょう。

嫌いなところがあるのは、理想から外れているから

たいていの人が、自分はこうありたいという理想を持っています。理想というのは少なからず外部からの影響を受けるものです。家族や友達、あるいはドラマや小説の主人公などをお手本として、定まっていくことが多いでしょう。理想が憧れとなり「こんな人になりたい」という、人生の目標になるのであればいいですよね。でもしばしば理想にそぐわない部分を、自分の欠点として捉えてしまうことが起こります。欠点を疎ましく思うばかりに、全く自分を受け入れられなくなることさえあります。でもよく考えてみたいのは、欠点とは自分の理想に当てはまっていないだけのこと。世間的に見れば、それは本当に欠点であるのかということなのです。

自分の嫌いなところを周囲は気にしていない

私たちは嫌なところに対し、多くの場合それを隠そうとします。しかし隠すことで余計に意識してしまい、自分の嫌な部分として助長されていってしまいます。しかし実際は自分の嫌なところに対し、周りはあまりなんとも思っていないもの。むしろそれがあなたの個性であり愛嬌だとさえ、思われていることもあります。例えば、人前であまりうまく話せないことが嫌だ、と思っているとします。でもほとんどの人が、あなたがそう感じているとは知らずにいます。むしろあなたが会話下手だと思っていたことに驚くのではないでしょうか。周囲の人に聞いてみるとよく分かりますが、世の中には、自分は話すのが下手だと感じている人が大勢います。そのことにあなたが驚くように、本人の思いとは裏腹に周りは気にせず、知らずにいることがほとんどなのです。

理想を追い求めすぎず受け入れることが大切

よく問題となるのは自分の嫌なところを責めすぎて、自分の殻に閉じこもってしまうことです。例えば会話が苦手だということを人に悟られないために、人付き合いそのものを避けてしまうことがあります。周りの人から話しかけられても、早々に会話を終わらせようとしてしまう。話せないことよりも、会話をしたくないという気持ちが起こってしまうことの方が問題なのです。

先ほども述べた通り、自分に嫌なところがあるのは、単にそれが自分の理想から外れているからなのです。周りはそれほど気にしていないことを知っておきましょう。それから嫌な部分に対し、仕方がないと認めて受け入れることも大切です。開き直り、勇気を持って自分から周りに「○○が苦手」と言ってしまえるようになるといいですね。周りはそれを聞いて嫌に思うどころか、助けてくれることもあるでしょう。人間は時には単なる思い込みで自分を責め立ててしまうことがあります。時にはふっと力を抜いて、違う視点から自分を見つめ直してみましょう。


writer:Akina