【広島vs札幌プレビュー】広島は10番のフェリペ・シウバが好調…札幌は栄冠受賞のチャナティップが意欲十分

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■サンフレッチェ広島 リーグ戦は5試合負けなしと調子上向き

【プラス材料】
 リーグ戦5試合負けなし。今季初の連勝。5試合で2失点。そしてリーグ前節の清水戦では6試合ぶりに複数得点。広島にとってポジティブな材料が積み重なっている。

 特に大きいのは、フェリペ・シウバの覚醒だ。抜群の技術を持ちながら、試合のなかで発揮することができなかったシウバだが、第26節のC大阪戦でリーグ初得点を記録すると天皇杯の横浜FM戦、清水戦と3試合連続でゴールを記録。さらにセットプレーとスルーパスで他の選手の得点も演出するなど、まさに「10番」の活躍を見せつけた。

 他にも運動量豊富な稲垣祥や守備に安定感を感じさせる椋原健太ら、これまで先発していなかった選手たちの評価が向上。チーム内競争が激化している。

【マイナス材料】
 確かに失点は少ない。しかし、リーグ直近5試合の被シュート数を見てみると、6本・13本・7本・13本・14本。一方のシュート数は10本・5本・8本・5本・11本。つまり、相手をシュート数で上回ったのは2試合だけであり、チャンスを相応に与えてしまっていることは事実である。

 前節の清水戦にしてもクロスは30本前後入れられており、そのなかの1本がゴールにつながった。集中が少しでも欠ければゴールネットを揺らされる危険性は否定できない。

 先発メンバーをあえて入れ替え、フェリペ・シウバや稲垣を中盤で起用する可能性が高いことも、ポジティブな部分は確かに少なくないが、コンビネーションの部分で若干の不安は残る。

文:紫熊倶楽部 中野和也

■北海道コンサドーレ札幌 前節、負傷交代を強いられたGKク・ソンユンは出場の見通し

【プラス材料】
 2−2で終わったリーグ前節の新潟戦で左ひざを痛めて途中退場したGKク・ソンユン。離脱の可能性も危惧されたが、検査の結果、骨などには異常がないことが判明した。今節の広島戦にも問題なく出場ができる見通しだ。国際親善試合を戦う韓国代表にも2年ぶりに招集され、一転して非常にポジティブな状況になっていると言える。

 また、タイ人アタッカーのチャナティップもASEANサッカー連盟の年間最優秀選手に選出され、よりモチベーションを高めているタイミング。リーグ初ゴールにも期待ができそうだ。前節は股関節痛を抱えながらプレーをしていたDF福森晃斗のコンディションも復調しており、この選手にも期待が集まる。

【マイナス材料】
 前節は最下位の新潟を相手に2−0から同点に追いつかれてしまうというドローゲーム。痛恨の試合となってしまった。勝っていれば残留争いで優位に立てたはずが、広島と甲府が勝利したこともあって、混戦の最中に飲み込まれたままだ。

 加えて今週は新潟戦で得点を決めたヘイスがふくらはぎを痛めて別メニュー調整となっており、欠場の可能性もある。好調だったブラジリアンストライカーを欠くとなると、攻撃力は大きくダウンする。

 また、今季はまだアウェイでの白星がなく、その部分も、この試合を戦うにあたってはマイナス材料となり得る。

文:totoONE編集部