バングラデシュのコックスバザール地区にある学校で、親族の遺体のそばで嘆くロヒンギャ難民(2017年9月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)バングラデシュ沖でミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャを乗せたボートが転覆した事故で、国際移住機関(IOM)は29日、死者数が60人を超えるとの見方を示した。

 IOMのジョエル・ミルマン(Joel Millman)報道官はスイス・ジュネーブ(Geneva)で記者会見し、28日に起きた事故について「24人の死亡が確認されており、行方不明となっている40人は水死したと推定される」と述べた。

 また、同報道官はこれまで19人とされていた死者数について「60人程度に及ぶ」と指摘した。

 生存者の証言によると、ボートに乗っていたのは子ども50人を含むロヒンギャおよそ80人で、全員がミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州の戦闘から逃れてきた人々とみられるという。

 同報道官は、生存者らが食事なしで一晩海にいたと語っていたと述べるとともに、ロヒンギャ難民が海を渡って避難する危険性を強調。「ベンガル湾(Bay of Bengal)は長年にわたって悪名高い死のエリアとなっている」と訴えた。

 その一方、人身売買業者とみられるボートの「船長」も行方不明となり、水死したと推定されているが、この人物はロヒンギャ難民の数のみを集計するIOMの死者数には含まれていないと説明している。
【翻訳編集】AFPBB News