大画面中心だった4Kテレビですが、現在はバリエーションが拡大し、40〜50V型のミドルクラスが市場を牽引しています。各メーカーが注力し、値ごろ感も高まっている50V型クラスをAV評論家がチェック、5項目をそれぞれ20点満点で採点しました。

 

大手メーカーが注力するスタンダード機が狙い目

今年1〜3月に行われたある調査では、40V型以上の液晶テレビ販売台数のうち、4Kモデルが7割近くを占めているといいます。加えて、最近では大手メーカー製のメインボードを搭載する“ジェネリック4K”といわれる低価格モデルも登場していることもあり、ここにきて、4Kテレビの普及が一気に進んでいます。

 

「NetflixなどのVODや、Ultra HD ブルーレイなど、4Kコンテンツが充実してきたことが追い風となっています。大手メーカーも売れ筋のスタンダードクラスに注力していますし、いまや50V型クラスで20万円前後のモデルでも十分な性能を備えています。選択肢が増えたいまが買いどきですね!」

 

新開発の「バズーカ」で迫力の重低音を堪能!

東芝
レグザ 49BZ710X
実売価格15万5500円

●4Kチューナー:搭載●4K VOD対応数:4●地デジ/BS・110度CS:各3●HDMI入力端子:4●サイズ:W1105×H692×D189mm●質量:約16.5kg

迫力の重低音が楽しめるバズーカオーディオシステムを搭載。「全面直下LEDバックライト」と高画質回路により、4K HDRだけでなく地デジやBD映像も高精細&高コントラストに描き出します。

 

機能性:17点

↑“次みるナビ”を搭載。リモコンボタンを押すと、テレビを見ながら次に見たい番組がすぐに探せます

 

画質:20点

↑地デジのアップコン性能は随一。独自の超解像技術で、低解像度の地デジ放送を4K高画質で再現します

 

設置性:17点

↑省スペース設計を採用。最小限のスペースに収まるプレートスタンドをなど、クールなデザインも魅力です

 

音質:18点

↑一世を風靡した同社の音響システム、バズーカウーファーが復活。テレビとは思えない低音が楽しめます

 

操作性:18点

↑リモコンのレスポンスが早く快適。番組関連情報などをダイレクトに表示できるボタンも配置され便利です

 

[プロの総合評価:90点] 超解像と音響技術の実力が光る

「優れた超解像技術により、地デジ画質は史上最高。重低音を強化した音もバランス良くまとまっています」

 

コンテンツを問わず上質なHDR映像を堪能

ソニー
ブラビア KJ-49X9000E
実売価格17万424円

●4Kチューナー:搭載●4K VOD対応数:6●地デジ/BS・110度CS:各2●HDMI入力端子:4●サイズ:W1093×H685×D236mm●質量:約13.8kg

地デジから4Kまで、あらゆる映像をHDR相当にアップコンバートするブラビア KJ-49X9000E。エリア駆動対応の直下型LEDバックライトや、独自の高輝度技術により、高コントラストかつリアルな映像を描き出します。

 

機能性:17点

↑6つの4K VODサービスに対応。最新のAndroid TVを搭載し、アプリから簡単に4Kコンテンツを楽しめます

 

画質:18点

↑フルHD/4KのSDR映像をHDR的に見せる独自回路が◎。ハイライトが伸びたダイナミックな再現です

 

設置性:18点

↑ケーブルを固定できるスタンドを採用。見栄えの悪いケーブルが隠れて、テレビ周りがすっきりします

 

音質:17点

↑本体背面にバスレフ型スピーカーを配置。音は画面下から聴こえるものの、さほど聴きづらさは感じません

 

操作性:17点

↑リモコンは音声検索が可能で、キーワードを話しかけると関連コンテンツを表示。反応はやや遅めです

 

[プロの総合評価:87点] デザインも画質も高レベルでまとまる

「ソニーらしいスタイリッシュなモデル。HDRリマスターによりメリハリの効いた高コントラスト映像です」

 

高画質技術が進化し色の再現性が向上

パナソニック
ビエラ TH-49EX750
実売価格16万7200円

●4Kチューナー:非搭載●4K VOD対応数:5●地デジ/BS・110度CS:各3●HDMI入力端子:4●サイズ:W1106×H700×D351mm●質量:約18.5kg

独自の4K高画質技術が進化し、補正ポイントを増やすことで色の再現性が向上。放送・録画番組、VODを一覧表示可能な「アレコレチャンネル」により、見たいコンテンツを簡単に探すことができます。

 

機能性:18点

↑録画番組やネット動画も含めての音声検索が可能。検索結果はメディアごとにわかりやすく表示されます

 

画質:17点

↑色を忠実に再現する独自技術が秀逸で、中間調からローライトにかけての描写が見事。ナイトシーンのフェイストーンも、自然な色で再現します

 

設置性:18点

↑スタイルを選べるスタンドが付属。左右を入れ換え、前後を逆にするだけで設置イメージが変わります

 

音質:17点

↑細ベゼルデザインゆえスピーカーは下向き。画面下から音が聴こえてきますが、レンジ、明瞭度ともまずまずです

 

操作性:18点

↑リモコンに『アレコレ』ボタンを装備。ひと押しで放送/録画番組やVODなどを一覧表示できて便利です

 

[プロの総合評価:88点] 扱いやすさは4モデルのうち随一

「画質・音質の基本性能はそこそこながら、扱いやすい仕様はさすが。老若男女問わず快適に使えるテレビです」

 

映り込みの少ない映像とサラウンドサウンドがウリ

シャープ
AQUOS LC-50US45
実売価格15万4700円

●4Kチューナー:非搭載●4K VOD対応数:2●地デジ/BS・110度CS:各3●HDMI入力端子:4●サイズ:W1126×H719×D271mm●質量:約22.0kg

照明や外光の映り込みを低減する低反射パネルを搭載し、明るい部屋でも高コントラストな映像が楽しめます。抜けの良い音を実現する2.1ch「フロントオープンサラウンドシステム」を採用し、音が聴き取りやすい点も魅力です。

 

機能性:16点

↑目立った独自機能はありませんが、視聴中に裏番組やVOD、録画番組から検索が可能で、各種情報を自動表示できます

 

画質:17点

↑映り込みが少ない低反射パネルは色鮮やかな再現性が持ち味。映像ノイズを低減する反面、細部の描写は甘くなりがちです

 

設置性:17点

↑回転式のスイーベルスタンドを採用。画面角度を水平方向左右約30°調節でき、視野角の問題を解消しています

 

音質:17点

↑音声を前方に導く新機構を採用し、音の抜けが良く聴き取りやすい。音量を抑えても一定の明瞭度が得られます

 

操作性:16点

↑チャンネル/選局など使用頻度の高いボタンを大きくしたリモコンが◎。操作のレスポンスは平均的です

 

[プロの総合評価:83点] 鮮やかな映像と明瞭な音質が◎

「コントラスト感は中庸ですが、明るく抜けのいい再現性で人肌も健康的。音がこもらず明瞭に聴こえます」

 

【解説してくれた人】

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌の編集を経て独立。GetNavi本誌でのテスト企画をはじめ、専門誌への寄稿など精力的に活動しています

 

協力:楽天市場