ジェルウィン・アンカハス(左)と井上尚弥(右)【写真:Getty Images】

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アンカハスのマネージャーが対戦を熱望するコメントを発していたが…

 ボクシングのWBOスーパーフライ級で6度目の王座防衛に成功した井上尚弥(大橋)。次戦のマッチメークに世界から注目が集まっているが、一度“挑戦状”を突きつけていたはずのIBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピンの)が11月に英国人と対戦することが決定。井上が「望むところ!」と歓迎していた統一戦の年内実現は、事実上消滅してしまった。フィリピン紙「セブ・デイリーニュース」が報じている。

 米デビュー戦のリングで、ご当地選手のWBOスーパーフライ級7位アントニオ・ニエベス(米国)を圧倒する衝撃デビューを飾った井上。バンタム級への転向も視野に入れる中、実力者揃いのスーパーフライ級でビッグマッチを希望していた「The Monster」には、対戦候補がいた。

 それは「プリティボーイ」の異名を持つアンカハスだ。英雄マニー・パッキャオが運営するMPプロモーションズに所属し、29戦27勝1分け1敗という戦績を誇るIBFスーパーフライ級王者は、井上との対戦を熱望していた。フィリピン紙「マニラ・ブレティン」は、アンカハスのマネージャーとトレーナーを兼務するホベン・ヒメネス氏が「我々はそれ(井上戦)を切望している」「我々はその戦いに準備ができている」と話したと伝えていた。

「プリティボーイ」は11月18日にIBFスーパーフライ級5位のコンランと対戦予定

 スーパーフライ級王者同士のバトル――。井上も自身のツイッターでアンカハスからの“挑戦状”のニュースを引用した上で、「望むところ!」と歓迎していたが、アンカハスは11月18日にアイルランドの首府ベルファストでIBFスーパーフライ級5位のジェイミー・コンラン(英国)と対戦することが決まったという。

 記事では「アンカハスはWBOスーパーフライ級チャンピオンの日本のナオヤ・イノウエや、WBCスーパーフライ級新王者のタイのシーサケット・ソールビンサイと対戦予定だった」と触れているが、統一戦は実現しなかった。

「プリティボーイ」との年内対決が事実上消滅した井上。次なる戦いへの注目度がさらに高まりそうだ。