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(新竹 29日 中央社)新竹市政府が保存・再利用を目指して中国大陸から市内に移築した上海国際博覧会(2010年)の台湾パビリオンが、紆余曲折を経て、児童図書館を中心とする子どものための施設「児童探索館」として生まれ変わる。市政府は27日、改修費5000 万台湾元(約1億8500万円)の拠出を約束したIC設計大手のメディアテック(聯発科技)との契約締結式を行った。

台湾パビリオンは、願い事を書いて空に飛ばす「天灯」(スカイランタン)をかたどった建築。万博終了後に新竹市に移され、2013年からはショッピングモールとして運営されたものの採算が取れず、16年に業者が撤退。同市は新たな活用方法を模索していた。

林智堅市長によると、同市の平均年齢は38歳で、14歳以下が総人口の18%を占めるため、市の未来を担う子どもたちのために建物を利用したいと考えたという。地元に本社を置くメディアテックの蔡明介董事長(会長)がこの理念に賛同し、資金の捻出を快諾したことで、一気に具体化した。

同市文化局によると、2〜4階部分が図書館になるほか、書店やレストラン、玩具店などが入る親子向け複合施設にする方向で計画が進められているという。改修に当たり、建物の特徴でもあった内部の巨大な球状LEDスクリーンは撤去され、閲覧室などのスペースになるという。改修工事は早ければ来年末には完成する見通し。

(魯鋼駿/編集:塚越西穂)