町屋からコーヒースタンドへ

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京都市は、全国で指折りのコーヒーとパンを愛する街だ。総務省統計局の調べでは、毎年のように年間購入量で全国トップクラスにつけている。

10月1日は、全日本コーヒー協会で「コーヒーの日」と定められた記念日。ここで1つ、古都ならではのカフェを紹介しよう。

学生の数が多いため...?

築100年超の町家が改修されたコーヒースタンド「GOOD TIME COFFEE」が、京都市下京区にある。2015年10月、京都市の空き家活用を促進する事業「空き家活用×まちづくり」の公募でオープンした。

1杯ずつ抽出されるコーヒーの豆は、客自身で3種から選ぶ。メニューは、軽食の「鴨葱サンド」やデザートの「ベイクドチーズケーキ」などだ。運営元・タクマデザイン(大阪市中央区)のプレスリリースによると、同店は地元の食材を使った料理や地ビールも提供している。

総務省統計局の家計調査(2人以上の世帯)によると、京都市はコーヒーの年間購入量で第1位に位置している(2014〜16年の平均)。人口10万人あたりの大学数が最多(同局の「統計でみる都道府県のすがた2017」から)なので、学生や教授がカフェに集まりコーヒーを飲む文化が根付いたのではないか、といわれている。

代表的な店は、名物の「玉子サンド」で知られる「マドラグ」(上松屋町)や、創業70年の老舗「イノダコーヒ本店」(堺町通)などだ。

京都市はまた、パンの年間購入量でも第1位を誇っている(同家計調査の2014〜16年の平均)。京都の職人は朝が早いため、手軽に食べられるパンの利便性が評価されたとする声から、京都市民は真新しい物が好きだからだとするものまで、ネット上ではさまざまな説が浮上している。