毎年日本には多くの外国人留学生がやってくる。中でも地理的な近さもあって中国人留学生の多さがひときわ目立つ。彼らが留学する目的は様々だが、和食を学ぶために日本にやってくる人が増えているようだ。中国メディア・中国新聞網が26日、伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 毎年日本には多くの外国人留学生がやってくる。中でも地理的な近さもあって、ひときわ目立つのが中国人留学生だ。彼らが留学する目的は様々だが、近年は和食を学ぶために日本にやってくる若者が増えているようだ。中国メディア・中国新聞網が26日、伝えた。

 記事は、全国調理師養成施設協会の調査で、今年日本の調理師学校に入学した留学生は、4年前の2.6倍にあたる424人にのぼり、中でも和食を学ぶ留学生が多くなっていることが明らかになったと紹介。和食を学ぶ留学生では、中国大陸出身者が134人と4年前の約5倍にまで増加したほか、ベトナム人留学生の数も近ごろは急増しているとした。

 和食は、2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたことで、ますます世界から注目されるようになった。記事によれば、2013年時点で海外に5万5000店あった日本料理店が、2015年には8万9000店にまで急増したという。しかし一方で、日本人が営む店は全体の10%程度に過ぎず、残りの店が提供する料理は、本場の日本料理とはかけ離れたものとのことだ。

 この状況を打破すべく、留学生たちは本式の和食を学び、本国に持ち帰って広めようとしているのだ。記事は、ある中国人留学生が「和食と中国料理は異なる風格を持つ。中国にも日本料理店はたくさんあるが、日本に来て本場の和食を食べて初めてその差に気づく。これでは食客たちに、日本料理に対する誤解を植え付けてしまう」と語ったことを伝えた。

 和食を専門に学びに来た留学生たちには、ぜひしっかりと修行を積んで、本物の和食を故郷に伝えてもらいたい。また同時に、和食の考え方をベースにしつつ中国人の口にマッチする、いわゆる「日本式中国料理」のような「中国式和食」というジャンルにもチャレンジしてほしい。きっと、日本人の発想とは異なる、中国人ならではの日中食文化の融合が見られることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)