画家のレオナルド・ダ・ヴィンチが「モナ・リザ」のために描いた可能性があるヌードスケッチの存在が、ルーブル美術館によって発表されました。

Leonardo da Vinci may have painted nude Mona Lisa | News | The Times & The Sunday Times

https://www.thetimes.co.uk/article/leonardo-da-vinci-may-have-painted-nude-mona-lisa-n0h0tbh05

Experts believe Leonardo da Vinci drew 'Nude Mona Lisa'

http://www.telegraph.co.uk/news/2017/09/28/experts-believe-leonardo-da-vinci-drew-nude-mona-lisa/

'Mona Lisa nude sketch' found in France - BBC News

http://www.bbc.com/news/world-europe-41436057

世界で最も有名な絵画の1つであるモナ・リザは、ルネサンス時代の画家レオナルド・ダ・ヴィンチの作品で、モデルは旧家であるゲラルディーニ家のリザ・デル・ジョコンドであると考えられています。ダ・ヴィンチは、夫であるフランチェスコ・デル・ジョコンドが妻の肖像画を依頼したことから、モナ・リザを描きました。



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今回「モナ・リザのヌードスケッチと見られる」として発表された作品は、ルネサンス時代に建てられたフランス・パリ近郊にあるシャンティイのコンデ美術館のルネサンスアート・コレクションで1862年から所蔵されていました。これまでこの作品は「ダ・ヴィンチの弟子が描いたもの」と考えられていたのですが、「体や手の描き方がモナ・リザとほぼ同じであること」「肖像画がほぼ同じサイズであること」「人物の周囲に細かな穴が空いており、下絵としてトレースされた可能性があること」などから、スケッチはモナ・リザ作成のために描かれたものである可能性が推測されています。調査を行った専門家らは、スケッチは「少なくとも部分的には」実際にダ・ヴィンチ自身によって描かれたと見ているとのこと。



ルーブル美術館の学芸員であるMathieu Deldicque氏は、「このドローイングにおける顔や手の描写のされ方は卓越しています」「これは模倣作品ではありません。私たちは、この絵にはレオナルドが晩年に描いたモナ・リザと一致するものがあると見ています」と語りました。この木炭スケッチは、油絵の準備として描かれたものだと見られています。

ルーブル美術館の絵画保存の専門家であるBruno Mottin氏によると、スケッチは16世紀初頭に描かれたと見られ、「非常に質が高い」とのこと。



一方で、モデルの頭付近のハッチングは右手で描かれており、ダ・ヴィンチが左利きであったことと矛盾するという点が指摘されています。まだスケッチがモナ・リザのために描かれた100%ダ・ヴィンチの作品と断定されたわけではなく、Deldicque氏は「我々は慎重にならなければなりません」と語っており、今後も時間をかけて検証を行っていくとのことです。