B1Bの出撃時に北朝鮮は対応措置を取れなかったとされる(イメージ)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」は29日、個人名の論評で、米戦略爆撃機B1Bなどが23日夜から24日未明にかけて北朝鮮東方沖の国際空域を飛行したことを取り上げ「朝鮮半島情勢を最も極端(な状況)に追い込もうとする危険千万な妄動であり、見過ごせない挑発だ」と非難した。その上で「わが軍隊は領空を侵犯しようとする米国の空中匪賊(航空機)を断固として撃墜する意志に満ちている」と主張した。

 北朝鮮メディアがB1Bの飛行に反応を示したのは初めて。ただ、「わが民族同士」は韓国向けの宣伝を目的とするサイトで、北朝鮮は朝鮮労働党機関紙「労働新聞」など内部向けのメディアでは飛行に言及していない。B1Bが飛行した際に対応できなかったため、内部に向けては沈黙を守っているとの見方もある。