【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が29日発表した国際収支(速報値)によると、8月の経常収支は60億6000万ドル(約6810億円)の黒字だった。2012年3月から66カ月連続の黒字で、最長記録を更新している。黒字幅は前月(72億6000万ドル)から12億ドル減ったが、前年同月(50億3000万ドル)に比べると10億3000万ドル多い。商品収支(貿易収支に相当)が改善した一方で、旅行収支を中心にサービス収支の悪化が続いている。

 8月の商品収支の黒字は93億1000万ドルで、前年同月(69億4000万ドル)から23億7000万ドル増加した。半導体と石油製品の輸出が好調だった。

 サービス収支は23億3000万ドルの赤字だった。赤字幅は前年同月(15億ドル)に比べ大幅に拡大した。

 中でも旅行収支の赤字は14億1000万ドルと、過去最悪となった前月(17億9000万ドル)は下回ったものの、今年2番目の大きさとなった。前年同月(12億8000万ドル)比1億3000万ドル増。

 韓国銀行は「THAAD(在韓米軍への米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」配備)に絡む中国の(報復)措置により中国人観光客の減少が続いている上、海外に出掛ける人の増加で旅行支出が高水準となっている」と説明した。8月に韓国を訪れた中国人は33万9000人で前年同月比61.2%減少した。一方、夏休みを利用して韓国から海外旅行に出掛けた人は238万5000人に上り、旅行支出額とともに過去2番目の多さを記録した。

 サービス収支では、建設収支が6億2000万ドルの黒字、輸送収支は2億7000万ドルの赤字だった。

 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支は8000万ドルの赤字だった。