オーランド・シティのブラジル代表MFカカ【写真:Getty Images】

写真拡大

MLSオーランド・シティのカカがドリブル突破から約20mの豪快弾を炸裂

 メジャーリーグサッカー(MLS)、オーランド・シティのブラジル代表MFカカが観客を熱狂させるスーパーゴールを決めた。リーグ第31節のニューイングランド・レボリューション戦、果敢なドリブル突破から約20メートルのミドルシュートをねじ込み、チームの勝利(6-1)に貢献。MLSが公式インスタグラムで動画を公開し、話題となっている。

 かつての世界NO1プレーヤーが、アメリカの地で燦々と輝いている。

 2-0で迎えた前半43分、カカは敵陣左サイドでボールを受けてドリブルを開始。縦に行くと見せかけて中央へカットインし、味方が走り込んで生まれたスペースへ。そのままペナルティーアーク付近で右足を一閃すると、綺麗な回転のかかったシュートはゴール右隅に豪快に突き刺さった。いとも簡単に抜き去られ、必死のスライディングも空しく失点を喫したスロベニア代表DFアントニオ・デラメア・ムリナルは、ゴールネットを揺らされた瞬間に思わず天を仰いだ。

 MLSは公式サイトで「カカの終焉という話は大いに誇張されたものだったかもしれない」と言及。「一部のファンは最近、カカがオーランドにもたらした功績に懐疑的だったが、ニューイングランドを呆然とさせる攻撃は、彼がまだ良いレベルでパフォーマンスを出せることを示している」と全盛期を彷彿させる天才の一撃を称賛している。

かつてのバロンドーラーにファンも称賛「美しきカカ」「素晴らしいタッチ」

 イタリアの名門ACミラン、スペインの強豪レアル・マドリードで活躍したカカは、2007年にヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」を獲得するなど、世界NO1プレーヤーとして認められた。ブラジル代表としても、02年の日韓ワールドカップやアンダー世代でもU-17ワールドカップを制するなど数々のタイトルをゲット。2015年にプレーの場をアメリカに移したが、翌年には34歳で代表復帰を果たし、35歳となった今も観客を魅了し続けている。

 MLS公式サイトによれば、カカは試合後に「アメージングなゴールだった。僕のイチ押し。そう言えるね。あんなゴールを決められて、そしてチームのこういう形での勝利に貢献できてすごく嬉しい」と話したという。また、ジェイソン・クライス監督も「疑いないね。リーグで一番成功したチームを見渡せば、一つ共通している。チームのビッグプレーヤーが大きなプレーをシーズン通してしているんだ」とベテランを称えた。

 スーパーゴールの動画が公開されたMLSの公式インスタグラムには、ファンから「まだいける、美しきカカ!」「綺麗なゴール、素晴らしいタッチ」「MVPはカカ。私のアイドル」「最高」といった感嘆のメッセージが寄せられている。

 ブラジルが誇る天才の辞書に、「衰え」の二文字はないようだ。