「5人の選手を敵に回した」…バイエルン会長、監督電撃解任の経緯説明

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 バイエルンは28日、カルロ・アンチェロッティ監督の解任を発表した。衝撃のニュースとして世界中を駆け回った名将の解任劇だが、同クラブのウリ・ヘーネス会長によると、主力選手たちとの関係悪化が原因の一つのようだ。28日付のドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 ヘーネス会長によると、27日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のパリ・サンジェルマン戦で0−3と完敗を喫した後、クラブ首脳陣がアンチェロッティ監督の去就に関する緊急会合を実施。日付が変わった深夜3時30分頃に解任を決断したという。

 解任理由について問われると、ヘーネス会長は「チームは数カ月前から下降線をたどっていた」とコメント。パリ・サンジェルマン戦だけでなく、現在に至るまでのチーム状況を考慮しての決断だったことを強調した。

 さらに「私の目から見て、アンチェロッティ監督は最後の数日間で5名の選手を敵に回していたと思う。それは、とても乗り切れそうもない状態だった。指揮官はチーム内の重要な選手と敵対するべきではない。ベッドの中に敵がいるというのは、最も危険なことだ」とも語り、アンチェロッティ監督と選手たちとの関係悪化が深刻なものになっていたことを明かした。

 ドイツ代表FWトーマス・ミュラーをはじめとした主力選手が起用法をめぐる不満をメディアに対して露わにすることは以前にもたびたびあったが、チーム内の溝は修復不可能な状態にまでなっていたようだ。

 バイエルンは今シーズン、ブンデスリーガ第3節でホッフェンハイムに敗れて初黒星を喫し、第6節のヴォルフスブルク戦も2点リードを守り切れずに引き分けた。リーグ戦では現在3位で、CLグループステージでは1勝1敗となっている。なお、アンチェロッティ氏の後任はアシスタントコーチのウィリー・サニョル氏が務め、暫定で指揮を執ることが発表されている。

(記事/Footmedia)