27日、米国のスポーツ界で広がるトランプ大統領への抗議の動きが来年韓国で開催される平昌冬季五輪に飛び火する可能性があると、米紙ニューヨーク・タイムズが指摘した。写真は平昌五輪会場となる龍平リゾート。

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2017年9月27日、米国のスポーツ界で広がるトランプ大統領への抗議の動きが来年韓国で開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪に飛び火する可能性があると、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が指摘した。韓国ではこれを聯合ニュースが伝え、ネットユーザーから関心が集まっている。

現在、米スポーツ界ではナショナル・フットボール・リーグ(NFL)を中心に、人種差別的な発言を繰り返すトランプ大統領への抗議の意を込め、国歌演奏時に膝をつき起立しない行動が広がっている。これに対しトランプ大統領が最近、国歌斉唱で起立しなかった選手をチームが解雇すべきだと発言したことで、問題がさらに拡大した。

NYTは27日付(日本時間)の記事で「選手たちの抵抗運動が平昌冬季五輪の表彰台にも到達するか」とし、この問題をめぐる議論の火の粉が、5カ月後に迫った平昌五輪にも降り注ぐ可能性があると予想している。

例えば米国女子ボブスレー代表のケリー・ジョーンズは「最近起きていることと関連し、平昌五輪でどのようにすべきか仲間と意見を共有している」と語ったという。また男子フィギュアスケート選手のアダム・リッポンは、「平昌五輪が今とは違った政治的雰囲気と緊張感の中で開かれることを望むが、誰かが意思表明をするなら積極的に支持する」と語っている。さらに米女子ボブスレーの女子選手は「子どもたちのお手本になりたいなら、スポーツの領域を超え、より大きな意味を伝えることができなければならない」と話したという。

これについて韓国のネットユーザーからはさまざまな意見が寄せられているが、「五輪は政治的な行為も許されるようになったのか?」「五輪での政治的な問題行動はメダル剥奪の理由になるぞ」「韓国にまで来て政治的な活動はしないでくれよ」など、五輪と政治の関係について言及し、米国の選手たちにけん制するような意見が多く寄せられている。

また、「韓国でこんなことをしたら政府のブラックリストに載せられる」と、自国の状況と比較した意見や、「平昌五輪は史上まれな汚名のついた五輪になるのか」と懸念の声も上がっている。(翻訳・編集/三田)