28日、韓国の公共放送局KBSと民放大手MBCとのストライキが長期化する中、MBCが朝夕のニュース番組を生放送から録画放送に切り替えた。朝夕ニュース番組の進行自体が録画となるのは史上初めてという。資料写真。

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2017年9月28日、韓国の公共放送局KBSと民放大手MBCとのストライキが長期化して番組の放送休止が続出する中、MBCが朝夕のニュース番組を生放送から録画放送に切り替えた。全国言論労組MBC本部(MBC労組)によると、朝夕ニュース番組の進行自体を録画にするのは史上初めてという。韓国・ソウル新聞が伝えた。

MBC労組によると、MBCの朝のニュース番組「ニューストゥデイ」と夕方の「イブニングニュース」について、録画放送に切り替えるとする旨の公示文がこのほど配布された。放送時間もそれぞれ短縮され、「イブニングニュース」は従来午後5時から40分間の放送が27日は20分余りの放送に、「ニューストゥデイ」は午前6時から7時20分までの放送だったが、28日からは午前7時から20分間だけ放送されることが決まった。

KBSも、4日のゼネスト以降、さまざまなニュース・時事番組が放送休止や時間短縮に追い込まれており、先週からは「ハッピートゥゲザー」「ユ・ヒヨルのスケッチブック」など人気のバラエティー番組も放送を休止している。27日には、KBS放送本部の部長・チーム長クラスの25人が共同声明を出し、KBSのコ・テヨン社長に放送混乱の責任を取り辞職するよう促す事態にも至った。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは3000を超えるコメントが集まっており、この問題への関心の高さがうかがえる。コメント欄には「ずっとストしてれば?ラジオを聞いているからテレビは必要ないよ」「受信料を返せ」「政権の宣伝部署と化したメディアは必要ない」「KBSは公共放送の座から降りろ」「音楽を流してくれるラジオが1〜2チャンネルあれば十分」「これを機会に廃業しろ」など、ストを行っている組合側への否定的な意見が多く並んだ。

また、「録画ニュースって、笑える」「録画したらニュースじゃないだろ」「録画するくらいなら初めからニュースなんてやるなよ」「まだニュースやってたの?バラエティーもないからどうせ見るものもないけど」など、史上初の録画ニュース放送に批判の声も。

一方で、「MBCとKBSがストをしていたのか。影響を受ける国民はそんなにいないと思う」と、国民とは関係が薄い所で問題が繰り広げられていることに言及する声もあった。(翻訳・編集/三田)