アトレティコの敵地で劇的な逆転勝利を飾ったチェルシー。先制PKを献上したD・ルイス(中央)の対応は確かにお粗末だったが……。(C)Getty Images

写真拡大

 かつてマンチェスター・ユナイテッドで長くプレーし、アイルランド代表のMFとしても活躍した闘将ロイ・キーン。現在は監督業をひと休みし、英テレビ局『ITV』の専属解説者を務めている。
 
 歯に衣着せぬ物言いが持ち味のキーンが、木曜日の番組内でどうしても許せないワンプレーを断罪した。水曜日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ2節、アトレティコ・マドリー対チェルシーの一戦。40分にアウェーのチェルシーはPKを与えてしまう。その張本人であるCBダビド・ルイスの守備対応に、ブチ切れたのだ。
 
 場面は左CK。中央で相手CBリュカ・エルナンデスのマークに付いていたルイスは、キックの瞬間にいとも簡単に身体を入れ替えられてしまう。慌ててシャツを引っ張り、押し倒したところでホイッスル。よくある光景ながら、キーンはこうした緩慢な対応がいちばん嫌いなのだろう。
 
 チャンピオンズ・リーグのハイライト番組で、驚くほどの罵詈雑言が飛び出した。
 
「こんなプレーをするなんて正気とは思えない。お粗末に過ぎるし、なんて怠け者だ。チームの士気を著しく下げる気の抜けたプレーで、こんなことを俺の目の前でやったらタダじゃおかないところだ。彼自身もひどいプレーだと分かっているはずだがね。ちゃんとクラブとして罰しないと示しがつかないよ」
 
 試合はその後、2得点を奪ったチェルシーが逆転勝利。ブラジル代表CBもほっと胸を撫でおろしたことだろう。
 
 それでもキーンは「勝ったから良かったでは済まされない。本当に恥ずべきプレーだ」と、最後までバッシングを展開し続けた。