大迫途中出場のケルン、枠に嫌われ完封負け…EL連敗で8試合未勝利

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 ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第2節が28日に行われ、グループHで日本代表FW大迫勇也が所属するケルンはホームでレッドスター(セルビア)と対戦した。大迫はEL2試合連続でベンチスタートとなった。

 公式戦7試合未勝利と低迷しているケルン。25年ぶりにホームで欧州カップ戦に挑んだが、この日も先制を許してしまう。レッドスターは30分、リッチモンド・ボアキエがロングボールを収め、ペナルティエリア手前左から右足を一閃。強烈なシュートはゴール左上隅に突き刺さり、レッドスターが先制に成功した。

 1点を追うケルンは43分、FKのこぼれ球に反応したミロシュ・ヨイッチがエリア手前で右足を振り抜くが、シュートはわずかに枠の左に逸れた。1点ビハインドで折り返したケルンは後半からセール・ギラシとホルヘ・メレを下げて、大迫とレオナルド・ビッテンコートを投入する。

 58分、ケルンはヨイッチがエリア内右に抜け出し、フリーで右足シュートを放つが、これは右ポストに弾き返される。一方のレッドスターは先制点を挙げたボアキエが負傷し、一度はプレーを再開させたものの、63分にアレクサンダル・ペシッチとの交代を余儀なくされた。

 ケルンは66分、ヨイッチがエリア手前中央で右足を振り抜くが、これもクロスバーに直撃。74分には左サイドのコンスタンティン・ラウシュからの折り返しに、ニアに飛び込んだビッテンコートが合わせるが、またも左ポストに阻まれる。

 80分には、大迫がエリア内左でセカンドボールを拾い、右足を振り抜くが、シュートは相手DFにブロックされる。さらに大迫は81分に右サイドからのクロスに合わせ、85分にも味方の落としからダイレクトシュートを放つが、いずれもゴールには結びつかなかった。

 終盤に猛攻を見せたケルンだが、反撃は実らず、このままタイムアップ。0−1で敗れ、EL2連敗となり、公式戦では8試合勝利から遠ざかる結果となった。

 次節は10月19日に行われ、ケルンは敵地でBATEボリソフ(ベラルーシ)と、レッドスターはホームでアーセナルと対戦する。

【スコア】
ケルン 0−1 レッドスター

【得点者】
0−1 30分 リッチモンド・ボアキエ(レッドスター)