イラク・モスルのモスクで演説するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の指導者アブバクル・バグダディ容疑者とされる人物。アルフルガン・メディアが公開した動画から(2014年7月5日公開、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は28日、同組織の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者の肉声を録音したものとする音声を公開した。声の主は、シリアとイラクで劣勢に立たされている構成員らに対し、敵対勢力に「抵抗」するよう呼び掛けている。

 音声は「イスラム国の指導部とその兵士らは、勝利への道は忍耐と不信心者らに対する抵抗であることに気付いている」と述べている。

 音声はIS系のアルフルガン・メディア(Al-Furqan Media)が公開したもので、録音の時期は明らかになっていない。

 バグダディ容疑者とされる人物はさらに、シリア、イラクでそれぞれ展開されている対IS作戦で協力勢力と共にISに損害をもたらした「米国、ロシア、イランに率いられた不信心者の国々」を激しく非難している。

 バグダディ容疑者の肉声とされる音声が公開されるのは、2016年11月以来。この時は、イラク北部モスル(Mosul)を同国軍の大規模な奪還作戦から防衛するよう支持者らに呼び掛けていた。

 同容疑者をめぐっては6月、ISの主要拠点のシリア・ラッカ(Raqa)付近でロシアが実施した空爆によって死亡した可能性があるとの情報が出たが、ロシア政府は7月に生死を確認できていないと表明。同容疑者の消息に関するうわさは多いが、その居場所は依然として明らかになっていない。
【翻訳編集】AFPBB News