不動産相続の可能性ある人 2割は相続したくない 4割は利用方法未定

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 不動産関連の比較査定サイト「スマイスター」を運営するシースタイルは、9月23日の「不動産の日」(全国宅地宅建取引業協会連合会制定)に合わせて、スマイスターを利用した20代以上の男女全国781人を対象に「不動産相続」の実情調査を行った。

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 スマイスター利用者に「不動産相続の経験があるか、または相続する可能性があるか」と質問。「相続の経験がある」(21.9%)、「相続する可能性がある」(30.5%)、「どちらもない」(47.6%)となり、アンケート回答者全体の52.4%、半数以上が不動産相続に関わったか、かかわる可能性があることが分かった。

 不動産相続の経験者に「相続した不動産の種類」を聞いたところ、「戸建て」(79.5%)、「農地」(18.7%)、「土地」(8.2%)、「マンション」(7.0%)となり、「土地」よりも「農地」の方が倍以上多いこと、「マンション」は「戸建て」の1割にも満たないことが分かった。さらに「誰から相続した」のか質問。「親」(90.1%)、「伯父伯母(叔父叔母)」(4.1%)、「祖父母」(2.3%)、「兄弟姉妹」「配偶者」(共に1.8%)と回答。大半の相続は、親から戸建てを相続するケースとなっているようだ。

 「相続した不動産をどうしたか?」という質問。第1位「自分が住んだ」(36.8%)、第2位「子供が住んだ」(3.5%)、第3位「親が住んだ」(1.8%)。これらの割合を含めると42.1%の人が相続した家に住んでいる結果となった。

 今後、不動産相続の可能性がある人には「相続する可能性の不動産の種類」を聞いた。「戸建て」(81.5%)、「土地」(33.6%)、「農地」(11.8%)、「マンション」(7.1%)となり、相続経験者と異なり「農地」よりも「土地」の方が3倍弱多いこと、相続経験者同様「マンション」は「戸建て」の1割にも満たないことが分かった。

 「その不動産を相続する意思があるか」を聞いたところ、「ある」(79.4%)、「ない」(20.6%)となり、2割超は相続したくないと考えていることが分かった。

 相続する可能性の不動産は現在誰が所有しているか?という質問では、「親」(92.6%)、「兄弟姉妹」(6.9%)、「祖父母」(3.7%)、「伯父伯母(叔父叔母)」(2.6%)、「配偶者」(1.6%)となり、相続経験者ではほとんどいなかった「兄弟姉妹」が増える結果となった。

 続いて「相続する可能性の不動産はどうする予定」かも質問。第1位「わからない」(39.2%)だが、第2位「自分が住む」(33.9%)、第3位「子供が住む」(9.0%)と、計42.9%が住むという結果になり、相続経験者と数値がほとんど変化なかった。

 不動産相続では、もらう相手は親からが圧倒的に多く、相続後は自分で住むという人が最も多いようだ。現在の日本は人口減少に伴い空き家問題がクローズアップされている。不動産は首都圏では相続税が増大している。不動産相続は、譲渡する側、受ける側がそれぞれが笑顔になれえるナイスな利用法・活用法が待たれる。