川崎フロンターレから日本代表に招集された車屋紳太郎【写真:Getty Images】

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 日本サッカー協会(JFA)28日、親善試合のニュージーランド戦(10月6日、豊田)およびハイチ戦(同10日、日産)に向けた日本代表メンバーを発表した。

 海外でプレーする選手たちには負担が大きい日本国内での親善試合のため、国内組から多くの新戦力が抜てきされると見られていた。しかし、初招集の選手はおらず、“新戦力”と言えるのは川崎フロンターレのDF車屋紳太郎のみだった。

 これまで予備招集メンバー入りの経験こそあるものの、候補止まりだった車屋を招集した理由について、ハリルホジッチ監督は「左利きの左サイドバックを探していました。サイドバックというのは攻撃でも守備でも非常に大きな役割を担うポジション」と説明している。

 車屋は川崎F不動の左サイドバックとして好調のチームを支えており、卓越した攻撃能力に注目が集まりがちである。しかし、ハリルホジッチ監督は「車屋の場合は、攻撃も守備もできる選手だと見ている」と、総合力の高さを評価しているようだ。

 一方で「どこまでのレベルでできるのかを見たい」という、テストの意味合いもあっての招集であることを明かしている。これは指揮官なりのメッセージでもあるようだ。

「W杯での要求は非常に高いものになります。自分のクラブでいいパフォーマンスを見せなければ、W杯に行けないかもしれないということを選手たちに理解してもらわなければいけないと思います。ロシアへ確実に行ける選手は1人もいません。45人、50人の代表候補の選手たちの競争を促したい」

 12月のEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアカップ)では、これまで以上に多くの国内組にチャンスが与えられる可能性が高い。クラブで好パフォーマンスを披露していた車屋の招集は、日本代表候補の選手たちへの刺激になるのだろうか。

text by 編集部