日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

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日本サッカー協会(JFA)28日、親善試合のニュージーランド戦(10月6日、豊田)およびハイチ戦(同10日、日産)に向けた日本代表メンバーを発表した。

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、メンバー発表前に異例の演説を始めた。「ポゼッションが高ければ勝てるというのは真実ではない」と、スタッツについて力説を始めた。

昨年10月にアウェイで行われたロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦を引き合いに出し、ポゼッション率では劣りながら1-1の引き分けという結果を掴んだにもかかわらず批判的な声があったことに対して持論を展開した。

「アウェイでオーストラリアと対戦したとき、守備の面では完璧と言える試合をしたと思っている。チームのコンディションもよくなかったので、それにあわせた戦術を選択し、選手もよく実行してくれた。あと少しで勝つこともできた。それだけではなく、アジアチャンピオンは日本のゴールを脅かすことができなかった。この試合ではポゼッション率はオーストラリアの方が高かった。だがこの試合後、日本に戻ってきたらたくさんの方に批判された。それはポゼッション率が低かったからだ。私の哲学と違うのだと思った」

また、話題は28日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)の試合に及んだ。ハリルホジッチ監督がかつて率いたこともあるパリ・サンジェルマンがバイエルン・ミュンヘンと対戦。日本代表監督は「CLはW杯よりもレベルが高いかもしれない」と述べ、スクリーンの横に用意された手書きのデータに触れながら話を進める。

この試合は、ホームのPSGがポゼッション率が37.6%対62.4%、パス本数が368対568と劣っていたが、3-0と勝利している。この試合のポイントとして、ハリルホジッチ監督はデュエルの勝利率で57.4%対42.6%とPSGが上回っていたことを挙げた。

「ポゼッションだけでは意味がない」と語るなど、“熱血ハリル塾”は約20分にまで及んだ。

text by 編集部