栄養豊かで、児童も参加して皆で準備するのが習慣になっている日本の給食。中国では、昼食時に一旦家に帰ってご飯を食べるのが一般的だ。中国メディアの今日頭条は19日、「日本ではお昼の給食」が良い教育になっていると称賛する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 栄養豊かで、児童も参加して皆で準備するのが習慣になっている日本の給食。中国では、昼食時に一旦家に帰ってご飯を食べるのが一般的だ。中国メディアの今日頭条は19日、「日本ではお昼の給食」が良い教育になっていると称賛する記事を掲載した。

 育ち盛りの子どもたちにとって食事は非常に重要だが、中国では給食を提供しない学校がほとんどであるため、家庭によってまちまちなのが現実だ。この点、日本の給食は栄養面の「心配は無用」だと記事は紹介。物資が不足していた戦後から、子どもに給食を提供することは譲らなかった日本人を称賛し、すべての子どもたちに等しく昼食を提供してきたので、今の健康な日本人がいると指摘した。

 日本の給食が「良い教育」になっていると言えるのはなぜだろうか。記事は、日本のある校長が、昼食の時間を「勉強の時間」と定義したことに注目。児童は各自給食袋を用意しており、給食の時間になると、ランチョンマットや箸などを取り出し並べると紹介した。そして給食当番の児童は、エプロン、帽子、マスクを取り出し手を洗い消毒してから配膳することを伝えた。

 さらに、準備ができると皆で揃って給食を作ってくれた人に、また当番の子どもたちに対して礼を言ってから食事をはじめ、残り物はじゃんけんで分け、食後は牛乳パックを開いてきちんと洗い、皆で歯を磨き、用具を自分の給食袋に片付けるところまでが一連の流れとなっていることを紹介した。

 このように、子どもたちは給食の時間に、食事の準備、感謝の気持ち、食べ物を無駄にしないこと、資源回収、衛生習慣、片付けなど、多くのことを学んでいることが分かる。記事は、両国間の歴史問題を中国人として忘れることはないが、この給食習慣は、世界中の人が学ぶに値するものだと称賛した。

 中国では、子どもは勉強さえしていればいい、と手伝いを一切させないで甘やかす親が問題視されている。給食からも垣間見える日本の総合的な教育は、「子どものため」を思った教育方法として良い事例と言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)