2試合で相手のオウンゴールが3つ…バルサ指揮官「エリア内侵入の証拠」

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 27日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節で、バルセロナはアウェイでスポルティングと対戦。オウンゴールが決勝点となり、1−0と競り勝った。

 CLで開幕2連勝、そしてリーガ・エスパニョーラ第1節から公式戦8連勝を達成したバルセロナ。試合後の会見に臨んだエルネスト・バルベルデ監督は、「我々が良い流れに乗っていることは確かだ」と述べ、敵地での勝利に満足感を示した。

「この試合は極めて重要な一戦と捉えていた。なぜなら、勝てば2戦2勝となってグループDの首位の座を守れるからだ。スポルティングは倒すのが難しい偉大なチーム。組み合わせ抽選会では当たりたくないと思っていたし、今日は厳しい戦いになることを覚悟していた。実際、先制してからの10〜15分間は、相手のプレッシャーによりボールを失う場面もあった。反対にこちらにも勝負を決定付けるチャンスがあった。だが、CLとはそういったものだ。こういう試合をものにできたことが、チームにとっては非常に大きい」

 連勝街道を突き進んでいるバルセロナだが、敵地でジローナを3−0で破った23日のリーガ・エスパニョーラ第6節での2つのゴール、そしてスポルティング戦での決勝ゴールと、直近2試合で挙げた4得点のうち3つがオウンゴールとなっている。珍しい記録とも言えるが、質問を受けたバルベルデ監督はむしろ前向きに捉えていると強調した。

「オウンゴールが多いのはペナルティーエリア内に侵入できている証拠だ。さらに、得点を決める意図のあるプレーができているとも言える。ゴールに向かうボールは誰にでも押し込む可能性がある。それが攻撃側の選手であっても守備側の選手であってもね。今日は(リオネル)メッシが良いFKを蹴ってくれたので、オウンゴールが生まれたということだ」

 バルベルデ監督はさらに、ジローナ戦で右サイドバック、スポルティング戦では右サイドハーフでプレーしたスペイン代表MFセルジ・ロベルトについて、ポリバレントな能力を絶賛した。

「セルジは本来は中盤の選手だが、サイドバックでもプレーできる。すなわち、サイドでのプレーを完璧にこなせるということだ。中盤とディフェンスの両ラインをうまく繋げられるし、適切なタイミングでワイドに開くこともできる。彼は攻撃においても守備においても我々を助けてくれている」

 スポルティング戦では、無得点に終わったウルグアイ代表FWルイス・スアレスが89分に交代。ピッチを退いた直後に怒りを露わにする姿が見られた。だが、バルベルデ監督は「あれは試合中の一場面にしか過ぎない」と一蹴したうえ、チームの得点源への変わらぬ信頼を表した。

「スアレスは日曜の試合(ジローナ戦)でゴールを決めている。全く得点に絡めないようであれば心配だが、いつもゴールが生まれる近くにいる。それは今日についても言えることだ。またゴールを決め始めてくれることは間違いない」

 バルベルデ監督は問題視していないものの、オウンゴールでの得点が増えていることや、大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2試合連続ノーゴールに終わっていることなど、気になる点がないとは言い切れないバルセロナ。本拠地カンプ・ノウに戻ってラス・パルマスを迎える10月1日のリーガ・エスパニョーラ第7節では、心配を払拭する快勝が期待される。

文=北村敦