葉山の一色海岸まで徒歩5分。丁寧に手作りした全粒粉パンが人気のベーカリー「ポコパン」

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逗子駅から海岸回りのバスに乗って約20分。葉山御用邸に近い静かな住宅街の一角に、オープン2周年の小さなパン屋さんがあります。店名はイタリア語で小さいという意味の「ポコ」と「パン」と合わせて「ポコパン」です。

栄養価の高い全粒粉のパン

突然ですが、全粒粉って知っていますか? 小麦を表皮もふくめて丸ごと挽いた粉のことで、胚乳だけを挽いた普通の小麦粉よりも食物繊維や鉄分、ビタミンB1などの栄養価が高いのが特徴です。

栄養価が高いだけでなく、素朴で滋味深い味わいも全粒粉ならでは。お米で言えば玄米のようなもの。そんな全粒粉を使い、ていねいにパン作りをしているのがお店のオーナー、定兼(さだかね)正英さん・有里さん夫妻です。

乳製品を使わないパン

午前10時、自宅の一角にある店舗スペースに焼き上がったパンが並んだら、お店のオープンです。さっそく、常連さんが次々と訪れてパンを買っていきます。お気に入りのパンを聞いてみると、「食パン」「ごまチーズ」「いちじくパン」「サンドイッチ」とそれぞれ違った答え。どのパンもおいしい証拠です。

ポコパンのもう一つの特徴が、ほとんどのパンにバターやマーガリン、牛乳などの乳製品や卵を使っていないこと。アレルギーがある人でも安心です。

人気の「食パン」(300円)も乳製品を一切使っていません。でも、食パン本来のフワッとしてモチッとした食感は健在ですよ。

9月から店頭に並ぶようになったのがフランスパンの「バタール」(小180円、大260円)です。バゲットより太めのバタールは中がもちっとやわらか。ポコパンでは、シンプルな材料のフランスパンを幅広い世代に味わってもらいたいと、皮の部分もやわらかめに焼き上げています。

洗練された味わいのサンドイッチ

全粒粉のパンを試してみたいなら、オーガニック小麦の「プレーン」(350円)やチェダーチーズをふんだんに入れた「チーズ」(350円)、お手軽サイズの「いちじく」(250円)などをどうぞ。

ご主人の正英さんが焼き上げたパンの種類にマッチするように、奥さんの有里さんが具材の食感や味つけを工夫した「サンドイッチ」(300円〜)もおすすめ。パンの風味を損なわないように、それでいて具材もしっかり主張してくる絶妙な味わいで、定兼夫妻のあうんの呼吸が感じられます。

真夏の喧噪が一段落し、空が高くなるこれからの季節、ポコパンでサンドイッチを買って海へ足の伸ばすのもいいですね。お店から一番近い一色海岸までは徒歩5分ほどですよ。

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