オープントップバスの運行ルート(写真:京急発表資料より)

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 京浜急行電鉄(京急)は26日、年間15万枚を販売する企画乗車券「みさきまぐろきっぷ」のリニューアルについて発表した。今回のリニューアルにあわせ、2階建てオープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」の運行も10月5日から開始する。

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 現行の「みさきまぐろきっぷ」は2009年に発売開始され、2016年度は15万枚以上を販売した人気の企画乗車券。「日帰りで手軽に三浦・三崎を楽しめるおトクなきっぷ」として人気がある。今回のリニューアルでは、京急バスのフリー乗車区間を「荒崎・ソレイユの丘」方面に拡大するとともに、食事券の対象となる店舗を4店舗、レジャー施設等を7店舗追加する。

 また、2階建てバスを改造し、屋根のない「オープントップ」とした専用車両の運行を開始する。運行ルートは、午前中に三崎口駅から城ケ島まで向かう2便と、午後に三崎口駅を出発し城ケ島経由で周遊する1便の、2コース3便を設定する。雨天・荒天をのぞき、年中無休、平日土日祝同一のダイヤで運行する。

 使用するバスは、京急ウィング号で使用される2100形をモチーフとした赤いカラーリングを採用し、1階席は2100形と同じシート生地を用いている。京急は「2階席の屋根がなく、3.5メートルの高さから景色を見晴らすことができる」「運行ルートを熟知したバスガイドが同乗し、美しい景色とあわせて三浦半島の魅力や歴史を説明」とアピールしている。

 「みさきまぐろきっぷ」は、10月5日から、「電車+バス乗車券」「まぐろまんぷく券(食事券)」「三浦・三崎おもひで券(レジャー施設等利用もしくはオープントップバス乗車券)」の3枚構成に見直される。販売料金も改定され、品川駅発着の場合、現行の3,060円から、3,500円となる。

 オープントップバスは、三崎口駅前に新設される案内所において、当日午前10時から先着順で「三浦・三崎おもひで券」とバスの座席指定乗車券を引き換えて利用する。座席の事前予約はできない。ただし空席状況は、現在、食事店舗の混雑状況を配信している「混雑状況システム」からパソコン、スマートフォンで確認できるようになる。

 景勝地である城ケ島を訪れる観光客数は1970年の年間211万人をピークに年々減少している。2009年は109万人まで落ち込み、その後も回復基調とは程遠い状況にある。

 品川駅から三崎口駅まで京急で往復した場合の通常料金は1,860円。三崎口駅から城ケ島までのバス通常料金が往復で800円であり、食事券や施設もしくはオープントップバスの利用料金も含まれる企画乗車券が、観光振興にどの程度寄与していくか、今後とも注目である。