チェルシーがラストプレーのゴールで逆転勝利

写真拡大

[9.27 欧州CLグループリーグ第2節 A・マドリー1-2チェルシー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第2節が27日に行われた。C組では首位のチェルシー(イングランド)が敵地で2位のアトレティコ・マドリー(スペイン)と対戦し、2-1で劇的な逆転勝利。第3節は10月18日に開催され、2連勝で首位をキープしたチェルシーはホームでローマ(イタリア)、1分1敗で3位に後退したアトレティコは敵地でカラバフ(アゼルバイジャン)と戦う。

 今季からワンダ・メトロポリターノに本拠地を移したアトレティコは同会場での3試合目を迎えた。こけら落としとなったリーガ・エスパニョーラ第4節マラガ戦(1-0)、第6節セビージャ戦(2-0)と、ここまで無失点での2連勝。欧州CL初開催として顔を合わせた相手は、26日に移籍が正式発表されたFWジエゴ・コスタをはじめ、互いに元所属選手を抱えるチェルシーとなった。

 開始から主導権を握ったのはアウェーのチェルシー。4-4-2のコンパクトなブロックを敷くアトレティコに対し、3-3-2-2の2シャドーに入ったMFエンゴロ・カンテやMFセスク・ファブレガス、FWアルバロ・モラタの後ろで自由に動くMFエデン・アザールをうまく使いながら相手のプレスを空転させる。

 序盤にアザールとモラタのホットラインから立て続けにゴールを脅かすと、前半13分にはモラタのパスを受けたアザールが右に流れながらPA手前でシュート。目の前のMFサウール・ニゲスに当たったボールは惜しくも右ポストを叩く。さらに同24分、敵陣右に上がったDFダビド・ルイスの対角線上のロングフィードから、PA内左のモラタが強烈なヘディングシュート。しかし、GKヤン・オブラクに左手1本で弾かれた。

 過去に何度もこういった展開を切り抜けてきたアトレティコは、我慢の時間が続いても全く焦れる様子を見せず。前半39分にMFヤニック・フェレイラ・カラスコのシュートがブロックされて左CKを得ると、PA内の競り合いでDFルーカス・エルナンデスがD・ルイスに引っ張って倒され、PKを獲得する。キッカーはここまで息を潜めていたFWアントワーヌ・グリエーズマン。アトレティコのエースは同40分、右に飛んだGKティボー・クルトワの逆を突き、左足で豪快にゴール中央へ蹴り込んだ。

 優勢の状況ながら先制を許したチェルシーは0-1のまま前半を終え、後半の立ち上がりはリズムを崩し始めたようにも見えた。だが、チームを救ったのはアザールとモラタ。後半15分、PK献上のD・ルイスがロングパスを送り、左サイドに開いて受けたアザールがキープから右足でクロスを入れる。ニアのモラタが頭でわずかにコースを変え、ゴール右に決めた。

 同点に追いついたチェルシーは2分後の後半17分にPA内でモラタが粘り、右でこぼれ球を拾ったアザールが中央にパス。ゴール前でフリーのセスクが左足で合わせるが、枠の左へ外してしまった。勝ち越したいアトレティコは同24分にカラスコを下げ、古巣対戦のFWフェルナンド・トーレスを投入。しかし、チェルシーのペースは変わらない。同29分にはカウンターからモラタがドリブルで駆け上がり、PA内左から右足でシュートを放つも、ゴール右に外れた。

 アトレティコは後半25分のFWアンヘル・コレアとMFニコラス・ガイタンの交代に続き、同32分にMFトーマス・パルテイとDFホセ・ヒメネスを代えて3枚のカードを使い切る。同35分にはグリエーズマンが右サイドで自ら獲得したFKから左足でクロスを送るが、相手DFにヘディングでクリアされた。

 一方、チェルシーは後半37分にモラタとFWミヒー・バチュアイ、アザールとMFウィリアンを交代。すると同40分、ウィリアンのバックパスのミスをPA手前のグリエーズマンに拾われるが、左足のシュートは枠を外れ、失点は回避する。同41分には最後の交代枠でセスクに代え、DFアンドレアス・クリステンセンを投入。ドロー決着が濃厚と思われたが、ラストプレーでドラマが待っていた。

 後半アディショナルタイム4分、FKの流れからカンテが縦パスを出し、PA内右のMFティエムエ・バカヨコが右にフリック。DFマルコス・アロンソが右足でグラウンダーの速いクロスを送ると、ニアのバチュアイが右足で押し込む。直後に終了のホイッスルが鳴り、チェルシーが劇的な形で開幕2連勝を達成。試合後には、スタンド観戦していたD・コスタが手で顔を覆い、沈鬱な表情でピッチを見つめる姿があった。


●欧州CL17-18特集

●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集

●プレミアリーグ2017-18特集