途中出場で大仕事をやってのけたバチュアイ(左)。指揮官の起用に見事に応えてみせた。 (C) Getty Images

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 現地時間9月27日、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージC組第2節で、アトレティコ・マドリーがチェルシーと対戦した。
 
 新シーズンから使用する本拠地ワンダ・メトロポリターノで初のCLを戦うA・マドリーは、4-4-2を採用。最前線の一角にはアントワーヌ・グリエーズマンが入り、元チェルシーのフェルナンド・トーレスはベンチスタートとなった。
 
 一方、チェルシーは、3-4-2-1を採用。1トップに昨シーズンまでレアル・マドリーでプレーしたアルバロ・モラタが入り、2シャドーの一角には故障で出遅れていたエデン・アザールが配置され、今シーズン公式戦初先発を飾った。
 
 試合はキックオフ直後から両チームの戦術がハッキリと表れる中で進行する。A・マドリーは両サイドを活かしたワイドな攻めを展開し、一方のチェルシーはハイプレスでボールを奪ってからポゼッションを高めつつ隙を伺った。
 
 均衡した展開の中、攻めあぐねるホームチームを尻目に相手ゴールへ迫ったアウェーチームは、13分にアザール、25分にモラタが、それぞれ惜しいシュートを放った。
 
 A・マドリーがことごとく攻め手を欠いて、主導権を失うなかで、試合は意外な形で均衡が破れる。
 
 40分、CKの際にリュカ・エルナンデズがダビド・ルイスに倒されてA・マドリーがPKを獲得。これをグリエーズマンがど真ん中に豪快に蹴り込んだ。
 
 エースの渾身のPKで先手を取ったA・マドリーは、落ち着いたパス回しで時間を消化。1-0とリードして前半を折り返した。
 
 迎えた後半は、チェルシーが再び息を吹き返し、追い上げにかかると、勢いそのままに同点弾を叩き込む。59分、左サイドからアザールが供給したクロスボールにモラタが頭で合わせたのだ。
 
 その後、一進一退の攻防戦となり1-1のまま試合は進行。そのなかで元R・マドリーFWに同点ゴールを献上したA・マドリーは、75分過ぎから布陣を3バックに変更して攻撃的に振る舞って勝ち越しへの闘志を見せる。
 
 80分以降、ホームチームがワンサイドゲーム気味に押し進めたが、相手の牙城を打ち崩すことができずに得点は生まれず……。ドロー決着が濃厚となる中、アウェーチームがラストワンプレーで魅せる。
 
 ティエムエ・バカヨコとのコンビネーションから抜け出したマルコス・アロンソからのクロスボールを途中出場のミチ・バチュアイが押し込んだのだ。
 
 試合はベルギー代表FWの値千金の決勝弾で、アウェーチームが逆転に成功した直後に終了。グループC注目の対戦は2-1でチェルシーに軍配が上がった。