入院患者に大量の靴下をプレゼントした少女(画像は『Inside Edition 2017年9月23日付「12-Year-Old With Cancer Donates More than 2,300 Pairs of Socks to Other Hospital Patients For Her Birthday」』のスクリーンショット)

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このほど米コネチカット州の病院で難病の治療を受けている12歳の少女が、「誕生日に自分がプレゼントを貰うより他の人に贈り物をしたい」とFacebookを通じて寄付を募り、多くの靴下が病院に入院する子供たちへと届けられることになった。『Inside Edition』『ABC News』などが伝えた。

コネチカット州ハイガナムに暮らすエマ・ベッカーちゃん(12歳)は8歳の時に視神経と脳に腫瘍ができる遺伝子疾患「神経線維腫症」と診断され、同州ハートフォードにある小児病院「Connecticut Children's Medical Center(以下CCMC)」で4年にわたり化学療法を受けている。

8月11日はエマちゃんの誕生日であったが、自分がプレゼントを貰う代わりに「あること」をしたいと母のレベッカさんにお願いした。病院で過ごすことが多いエマちゃんは防菌のため部屋がいつも寒いと感じていたが、病院から提供されたのは分厚くてサイズが大きく足に合わないシンプルな靴下だった。「子供たちが気に入るような可愛い靴下があれば、きっとみんな足元を見て笑顔になるはず」と思ったエマちゃんは、Facebook「Fight like Emma a journey with neurofibromatosis」で靴下の寄付を呼びかけた。娘のアイデアに協力したレベッカさんは、エマちゃんの病気のことや今回のプロジェクトに対してこのように話している。

「実際に自分の子供が病気になってみないと、その辛さはわからないものです。娘が診断を受けた時、『まさかうちの家族にこんなことが起こるなんて』とショックを受けました。病に私たちの人生を支配されたくないという気持ちがありましたし、家族が前向きに過ごすようにすれば娘にも病と闘う気力を与えられるのではないかと思い、娘のアイデアに協力しました。靴下の目標寄付数が1,200足であることを聞いた時はそんなに集まるだろうかと不安になりましたが、目標の2倍近くの靴下が寄付されたことを知り、娘のチャレンジが叶ったことと多くの人が助けようとしてくれたことを知ってとても嬉しく思いました。」

Facebookを通じたエマちゃんの呼びかけは全米各地に広がり、2,300足以上もの靴下が集まった。靴下は幼児から10代の子向けにカラフルで可愛いアニメ柄ものからフワフワした肌触りのものまで多種にわたり、エマちゃんが治療を受けているCCMCや他の小児病院「Yale New Haven Children’s Hospital」に寄付された。

エマちゃんはこれまでにもチャリティイベントを何度か実施し、12,000個の子供用粘土「Play-Doh」を集めることに成功。またレモネードを売って寄付を募る「レモネードスタンド」で得たお金から300ドル(約34,000円)分のiTuneギフトカードを購入し、CCMCで自分と同じように病と闘っている多くの子供たちにプレゼントした。

「この喜びや笑顔が広がっていってほしいなと思います。世の中にちょっとした変化を与えるのに、年齢は関係ないんです」と語るエマちゃんの次のプロジェクトは、今年のハロウィンの衣装を病院の子供たちに寄付することだそうだ。このニュースを知った人たちからは「素敵なアイデアだね! ビッグ・ハグをしてあげたい気分」「エマちゃんにインスパイアされた」「思いやりのある優しい子」「少しでも具合が良くなるといいね」といった声があがっている。

画像は『Inside Edition 2017年9月23日付「12-Year-Old With Cancer Donates More than 2,300 Pairs of Socks to Other Hospital Patients For Her Birthday」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)