気温が高いわけでもないのに、突然汗が吹き出たり顔がほてったり…。ホットフラッシュと呼ばれるこのような症状は、閉経直後に起こりやすいと言われています。誰にも相談できずに悩むことの多いホットフラッシュ、その原因と対策法についてご紹介しましょう。

ホットフラッシュは更年期障害の一つ

ホットフラッシュとは、突然体から熱が起こり始め、発汗やほてり、動悸などの不快な症状が現れることを言います。40〜50代の女性に多く、閉経直後に起こり5〜7年ほど続くことが多いようです。しかし閉経前の月経周期が乱れやすい時期にホットフラッシュが起こることもあります。ホットフラッシュは症状の程度に差があるものの、ほとんどの人が経験すると言われています。ホットフラッシュが厄介なのは、顔に症状が出てしまうこと。顔が赤くなりぼーっとしてしまい、汗が吹き出たりするため、多くの女性が気にしてしまいます。 そのため人前に出るのが億劫になり、家に引きこもりがちになることも。ホットフラッシュには経験者にしか分からない辛さがあるのです。

自律神経の乱れから起こるホットフラッシュ

閉経後(若くても安心できない、早発閉経の危険性)は女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が減少するため、女性の体に様々な不調が起こりやすくなります。これらは更年期障害とも呼ばれ、ホットフラッシュもその一つです。ホットフラッシュの原因は、自律神経の乱れにあると言われています。エストロゲンが減少することで、自律神経をコントロールする脳の視床下部が刺激を受けるため、自律神経が乱れやすくなるのです。自律神経には血管を収縮・拡張させて体温調節をする働きがあります。しかしコントロールが狂うと、血管の収縮・拡張がバラバラに起きてしまう結果、体の一部のみがほてったり、あるいは冷えたりして、冷えのぼせの状態が起こることもあります。

怖がらないで!備えあれば安心のホットフラッシュ

外出先でいつ起こるか分からないホットフラッシュに、戦々恐々としてしまうかもしれません。しかしできる限りの対策を取っておくことで、恐れることなく自然と過ごすことができるようになります。ホットフラッシュは症状を引き起こす要因が存在するため、それを押さえておくことで症状を緩和することができます。まず知っておきたいのは、ホットフラッシュは緊張やストレスなど、心理的作用で起こりやすいことです。普段から十分な休息を取るようにし、必要に応じて緊張を和らげる準備をしておくと良いでしょう。それからホットフラッシュは喫煙(喫煙よりも危険な副流煙、気をつけたい受動喫煙)やアルコール、カフェイン、または辛いものを食べることでも起こることがあります。

特に外出をするときは刺激物を避けるようにしておくと、症状が出にくくなるでしょう。普段の生活では適度な運動で汗をかき、十分な睡眠を取るようにして、できる限り自律神経を整えるようにしておくことも大切です。そして服装は体を締め付けないものを選びましょう。ホットフラッシュが起こったときに備えて、簡単に脱ぎ着でき体温調節できるような服装がおすすめです。外出時にはいざという時のために、携帯できる冷却材やタオル、ウェットティッシュなどを備えておくのも一つです。備えがあれば安心できて気持ちが楽になり、ホットフラッシュが起こりにくくなる効果もありますよ。


writer:Akina