話題のスマホも月額1980円から!auが料金プランとサポートで攻める

KDDIは15日、都内にて「au新サービス発表会」を開催し、新料金プラン「auピタットプラン」および「auフラットプラン」をiPhoneの購入時でも提供することを発表した。

今年7月に発表したこの2つのプランは、iPhoneへの適用を検討中としていたが、9月22日の「iPhone 8」および「iPhone 8 Plus」の発売というタイミングで適用開始となった。なお、これまでにもiPhoneを利用している場合に購入を伴わない、料金プラン変更で両プランにすることが可能だった。

この2つのプラン、特にauピタットプランは仮想移動体通信事業者(MVNO)などによる「格安SIM」を意識した月々税別1,980円(※各種割引適用時)からのプランだが、割引施策「毎月割」が適用されないなど、単純に“安くなった”というわけではない点が難しいところだ。

今回は、この新サービス発表会で発表されたiPhoneに対応する新料金プランついてプレゼンテーションの写真や動画を交えて解説していく。


iPhone 8およびiPhone 8 Plusは、内蔵ストレージに容量が64GBと256GBの大容量モデルのみとなったこともあり、全体的に値上がりした印象を受ける。例えば、昨年モデル「iPhone 7」の最小構成である32GBモデルはApple Storeの価格が現在61,800円だが、値下げ前は72,800円であった。

一方、iPhone 8の64GBモデルはストレージが倍になったこともあり、値下げ前のiPhone 7の32GBよりも高い78,800円となった(Apple Storeの価格はすべて税別)。

本体価格が上がったことから、できれば月々の料金を安くしたいというニーズもある。もっとも効果的なのは格安SIM(一部では「格安スマホ」)とも呼ばれるMVNOやサブブランド「Y!mobile(ワイモバイル)」を選択することだが、多くのユーザーはauを含む大手携帯電話会社から抜けることに抵抗を感じたり、そもそもそこまで興味を持っていなかったりというのが実情だ。


auの1,980円からの格安料金の提示は、そうした格安SIMへ流出を抑止する狙いがある。これまでは「通話プラン+パケット定額プラン」という組み合わせで契約する必要があったが、ニーズに応える形で提供している料金プランは複雑化しており、あまり通話やデータを使わないユーザーにとっては割高なプランとなっているのが現状だ。

そこで、auピタットプランではデータを使用した量に応じて料金を変動させることを前提とすることで最低金額を提示し、通話とデータ料金を1つにした格安なプランとして訴求している。

ワイモバイルやau系のMVNOである「UQモバイル」のような1,980円からのプランは一見安いが、初期のキャンペーン適用で12ヵ月間1,000円引きとなった結果の1,980円というもので、期間終了後は2,980円となるため、他のさらに安いMVNOとの競争力は落ちてしまう。



とは言うものの、データ容量をあまり使わず、月によっては多く使うなどの変動がある、そんなユーザーにとってはauピタットプランによってこれまでより安く利用できるようになったわけだ。

この料金プランは、多くの格安SIMと同様にスマホなどの製品購入と料金プランが別と考える必要がある。しかしながら、iPhoneおよび最新のiPhone 8シリーズはいわゆる格安スマホと異なり、前述したように最安のモデルでも78,800円であることからユーザーとしては毎月割りのような割引きがないのは“うま味”がない。

製品購入と利用料金が別と考えるなら、Apple StoreでSIMフリー版のiPhoneを購入して格安SIMを利用したほうがシンプルで安く上がる。

これに対して、auではauピタットプランやauフラットプランで毎月割が適用されないことから、月々の機種代金を安くする施策として48回払いを導入する。例えば、iPhone 8の64GBモデルの場合一括購入価格が91,440円だが、48回払いなら1,905円/月×48回となる。


さらに高価なスマホであるために長く使いたいというユーザーには朗報だが、さすがに4年も同じ機種を使うのは難しいという人向けに、機種代金の残高を2年で免除し、2年後に機種変更を可能とする「アップグレードプログラムEX」(月額390円)も用意した。

この契約であれば、最初の12ヶ月間は最低料金を4,433円(auスマートバリューが適用されない場合は4,973円)となる。従来のスーパーカケホとデータ定額3GBでは6,827円(au スマートバリューが適用されない場合は7,836円)と2,394円安くなる。

auピタットプランは、データ使用量で料金が変わるため、仮にその月のデータ使用量が2GB以上3GB未満だった場合は、5,480円の料金が発生する。この料金に対して「auスマートバリュー」と「ビッグニュースキャンペーン」の割引が適用され3,480円となる。そして本体価格の分割払い2,295円を加えると5,775円。スーパーカケホとデータ定額3GBプランよりは、安くなる。データ量を多く使わない月があればあるほど、年間コストが安くなるという見方をすると良いだろう。

アップグレードプログラムEXは、次回の機種変更時に24ヵ月の使用(端末代金の支払)と、次回もアップグレードプログラムEXの継続、購入した端末の回収と言う条件で残債が免除となる。これがメリットと感じるかどうかだ。


今回新たに1年周期で新製品が発売となるiPhone向けの施策として12ヵ月で残債を免除する「アップルグレードプログラム EX(α)」の提供も開始した。

これは従来と同様に24回の割賦払いとなるため、本体代金込みで5,948 円(auスマートバリューが適用されない場合は6,488円)だが、例えばその月のデータ使用量が2GB以上3GB未満の場合、月額料金が7,290円となるため、スーパーカケホとデータ定額3GBのプランより高くなってしまうので注意が必要だ。あまりデータ量を使用しない、ときどきデータ量を多く使うが1年のトータルとして料金を安く抑えたい、1年で機種変更したいというユーザー向けの料金プランとして捉えると良いだろう。



なお、アップグレードプログラムEX(α)は通常390円だが、2017年12月31日まではキャンペーンとして0円となる。

ちなみに“2年縛り”という言葉を耳にすると思うが、2年で縛られるのは本体代金ではなく、「誰でも割」という割引の方である。例えば、新規に契約して割賦払いの場合でも残債が残るものの、1年(最短6ヶ月の使用から)で機種変更をすることは可能だ。

この場合、1年で機種変更しても誰でも割の契約月は更新されない。つまり、新たに機種変更してからさらに2年間がその縛りではなく、新規契約から2年目が誰でも割の満期となることを覚えておくと良いだろう。なお、誰でも割の適用期間はオンラインで確認可能だ。

【「au新サービス発表会」を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/6o8Mf2A2ssk


auは格安SIMを意識した格安プランを提供するのに対して、SoftBankも「ワンキュッパ割」で追従するが本命はデータ容量を50GBに増やした「ウルトラギガモンスター」で格安SIMにはないメリットを訴求している。対極的な2社に対して、今後、NTTドコモはどのような施策をするのか期待したいところだ。


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記事執筆:mi2_303


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