インド・西ベンガル州ダージリンで抗議運動を行うゴルカ人民解放戦線の支持者ら(2017年7月5日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インド東部の紅茶の名産地、西ベンガル(West Bengal)州ダージリン(Darjeeling)で地元住民のゴルカ人(Gorka)が新たな州の創設を求めて大規模なストライキを展開していた問題で、ゴルカ人の団体は27日、104日にわたったストの中止を宣言した。3か月余り続いたストライキは、地元の観光業や茶葉生産に大きな打撃を与えていた。

 西ベンガル州から分離する形でゴルカ人の州の創設を求めている「ゴルカ人民解放戦線(GJM)」は、政府との協議に入ると表明。GJMの関係者は「(同国の)ラジナート・シン(Rajnath Singh)内相からの呼び掛け後、最高幹部を交えた話し合いが行われ、27日をもって無期限のストライキを終了すると決定した」と語り、「人々が支払った犠牲ゆえに今後は協議を行い、その結果を待つ」と明かした。

 人気観光地として知られるダージリンで続いた抗議者らと警察との衝突や相次ぐ放火は数か月にわたって混乱をもたらし、学校や商店が閉鎖に追い込まれた他、数千人もの観光客の避難騒動に発展した。

 6月に激化した一連の混乱は、学校でのベンガル語教育を義務化すると州政府が発表し、主にネパール語を話すゴルカ人がこれに猛反発したことが発端となった。ゴルカ人の間では数十年にわたって「ゴルカランド州」の創設を求める動きがあり、GJMなどはベンガル語を話す外部の人間がゴルカ人の資源を搾取し、ベンガル人の文化や言語を押し付けていると主張している。

 ダージリン茶葉は世界的に有名で、地域経済のほとんどは茶農園と観光業に依存しているが、衝突などの影響で大きな打撃を受けた。
【翻訳編集】AFPBB News