JX-ENEOSの谷田成吾【写真:Getty Images】

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社会人選手に注目選手…ヨシノブ2世、ミスターダブル、広島・田中の弟も

 日本高校野球連盟と全日本大学野球連盟が公示しているプロ野球志望届の提出者は27日現在、計113人(高校生71人、大学生42人)を数える。一方、社会人野球からプロ入りを目指す選手は提出する義務はないが、かつてプロ志望届の提出者リストに名を連ねながら、今回、指名を待つ選手もいる。「指名漏れ」を経験した選手たちだ。一度、味わった屈辱をバネに成長してきたドラフト候補を紹介する。

 筆頭となるのが、JX-ENEOSの谷田成吾外野手だ。慶大時代は「ヨシノブ2世」の異名を取り、東京六大学通算15本塁打を放ったが、同級生の山本泰寛(現巨人)、横尾俊建(現日本ハム)をよそに指名なし。社会人野球屈指の名門の実力を磨き、今年から指名解禁となる。

 同じ東京六大学出身選手では、日立製作所・菅野剛士外野手は高山俊、坂本誠志郎(現阪神)、上原健太(現日本ハム)とともにプレーした明大時代、東京六大学新記録の28本の二塁打を放った「ミスターダブル」と呼ばれたが、指名漏れ。早大で主将を務めたトヨタ自動車の河原右京内野手も指名されなかった。

東都大学、首都大学出身に注目選手も…ドラフト会議は10月26日

 東京六大学と並び、全国屈指のレベルを誇る東都大学は、亜大で日本一を経験し、ともにトヨタ自動車に進んだ北村祥治内野手、藤岡裕大内野手も注目。藤岡は西武の新人王候補・源田壮亮の後を継ぎ、チームでショートを守っている。中大で主将を務め、俊足好打で鳴らした日本生命・神里和毅外野手も楽しみな一人だ。

 また、首都大学では、東海大から日立製作所に進んだ田中俊太内野手は広島・田中広輔を兄に持つ好選手、帝京大でドラフト直前に左膝前十字靱帯損傷で涙をのんだNTT東日本の剛腕・西村天裕投手もプロの注目を集めている。

 それぞれの舞台で実力を磨いてきた選手たち。NPBのプロ野球ドラフト会議は10月26日に行われる。果たして、この中から何人が指名を受け、プロの夢を叶えるのか。注目の一つになりそうだ。